国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和6年度(2024年)
問58 (国内旅行実務 問8)

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和6年度(2024年) 問58(国内旅行実務 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

旅客鉄道会社(JR)に関する以下の設問について、選択肢の中から答を1つ選びなさい。

次の経路による行程で旅客が乗車する場合について、各設問に該当する答を、それぞれの選択肢の中から1つ選びなさい。
(注1)この行程は同一方向に連続しており、後戻りはしていない。
(注2)この行程の乗車に必要な乗車券類は、最初の列車の乗車前に購入するものとする。
(注3)稲荷駅は京都市内の駅であり、京都市内の中心駅は京都駅である。

大人に同伴された5歳の幼児1人がこの行程を乗車するために必要な運賃と料金に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(注1)5歳の幼児は一つの指定席を1人で利用するものとする。
(注2)運賃・料金の計算にあたり適正に「は数処理」がなされているものとする。
問題文の画像
  • 運賃は不要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人と同額が必要である。
  • 運賃は大人の額の半額が必要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人と同額が必要である。
  • 運賃は大人の額の半額が必要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人の額の半額が必要である。
  • 運賃は不要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人の額の半額が必要である。

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「運賃は大人の額の半額が必要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人の額の半額が必要である」です。

 

各選択肢については以下のとおりです。

選択肢1. 運賃は不要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人と同額が必要である。

誤りです。

選択肢2. 運賃は大人の額の半額が必要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人と同額が必要である。

誤りです。

選択肢3. 運賃は大人の額の半額が必要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人の額の半額が必要である。

正しいです。

 

5歳の幼児は無料ですが、以下の場合、運賃・料金が必要です。

・乗車券を所持する6歳以上の旅客1人が、3人以上の幼児を随伴する場合

(3人目からは小児として取り扱います)

・幼児が単独で旅行する場合

・乳児または幼児だけで指定席やグリーン車、寝台を利用する場合

 

今回は指定席を利用しているので、

小児の運賃(つまり大人の半額)が必要です。

 

また、「つるぎ」と「まいづる」の料金も

大人の半額が必要になります。

選択肢4. 運賃は不要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人の額の半額が必要である。

誤りです。

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02

この問題の解答は「運賃は大人の額の半額が必要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人の額の半額が必要である」です。

選択肢1. 運賃は不要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人と同額が必要である。

特別な切符や旅行商品を除き、JRでは運賃を支払わずに指定席特急料金のみで乗車することはありません

また、大人と子どもが同額になるのはグリーン料金やグランクラス料金で、子どもの指定席特急料金は大人分の半額です。

選択肢2. 運賃は大人の額の半額が必要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人と同額が必要である。

子どもが大人と同額になる料金はグリーン料金やグランクラス料金です。

指定席特急料金は大人分の半額です。

選択肢3. 運賃は大人の額の半額が必要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人の額の半額が必要である。

その通りです。

通常、大人が付き添う5歳の子どもは幼児として運賃も料金もかかりませんが、今回は「つるぎ」と「まいづる」で1人分の指定席を利用するため、小児分(大人分の半額)の運賃・料金が必要です。

選択肢4. 運賃は不要、「つるぎ」と「まいづる」の料金は大人の額の半額が必要である。

特別な切符や旅行商品を除き、JRでは運賃を支払わずに指定席特急料金のみで乗車することはありません。

特急料金の発生する区間があるなら、その分の運賃も発生します。

まとめ

「敦賀駅から東舞鶴駅までは指定席を使わず無賃なのだから、運賃は大人の半額より安いのでは?」

と考えた方もいると思います。

その通り、厳密には敦賀駅から東舞鶴駅までに限り、この問題の幼児は乗車券類がなくても乗車できます。
 

推測ですが、小松―敦賀と東舞鶴―稲荷の2区間の運賃を合計した金額より、小松―京都市内の1区間にした運賃の方が安かったのかもしれません。
 

いずれにせよ選択肢中には「全区間運賃なし」か「全区間大人の半額」しかないので、一部区間だけでも特急料金と運賃が発生する以上、全区間無賃という表現はありえないと判断できます。

参考になった数8