国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和6年度(2024年)
問73 (国内旅行実務 問23)
問題文
古くから「交通の要衝」として栄えてきた土地では、旅人や商人が行き交うなかで、文化・経済等が発展し、今日においても当時の文化や伝統的町並みが脈々と受け継がれている土地が多く、観光地としても人気を集めている。
海岸と内陸部を結ぶ物資や人の集散地として栄えた( A )は、柳田國男の作品で知られ、「民話のふるさと」として有名である。
江戸時代に幕府直轄地「天領」として栄えた(a)日田では、300年以上の歴史がある「日田祇園の曳山行事」が開催され、絢爛豪華な山鉾が町を駆けめぐる姿は観光客に人気である。また、中山道と飯田街道の分岐点の宿場町として栄えた(b)妻籠宿は、日本で初めて重要伝統的建造物群保存地区に指定されたうちのひとつであり、江戸時代の面影が色濃く残る街並みは訪れる人々を魅了している。
吉野川北岸の撫養街道と讃岐への街道が交差する交通の要衝として栄えた(c)脇町は、藍の商取引で富を築いた藍商人たちの重厚で堅牢な店構えの商家が立ち並び、「うだつの町並み」の通称で親しまれている。
下線(c)と同じ都道府県の郷土料理・名産品として最も適当なものを、1つ選びなさい。
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問題
国内旅行業務取扱管理者試験 令和6年度(2024年) 問73(国内旅行実務 問23) (訂正依頼・報告はこちら)
古くから「交通の要衝」として栄えてきた土地では、旅人や商人が行き交うなかで、文化・経済等が発展し、今日においても当時の文化や伝統的町並みが脈々と受け継がれている土地が多く、観光地としても人気を集めている。
海岸と内陸部を結ぶ物資や人の集散地として栄えた( A )は、柳田國男の作品で知られ、「民話のふるさと」として有名である。
江戸時代に幕府直轄地「天領」として栄えた(a)日田では、300年以上の歴史がある「日田祇園の曳山行事」が開催され、絢爛豪華な山鉾が町を駆けめぐる姿は観光客に人気である。また、中山道と飯田街道の分岐点の宿場町として栄えた(b)妻籠宿は、日本で初めて重要伝統的建造物群保存地区に指定されたうちのひとつであり、江戸時代の面影が色濃く残る街並みは訪れる人々を魅了している。
吉野川北岸の撫養街道と讃岐への街道が交差する交通の要衝として栄えた(c)脇町は、藍の商取引で富を築いた藍商人たちの重厚で堅牢な店構えの商家が立ち並び、「うだつの町並み」の通称で親しまれている。
下線(c)と同じ都道府県の郷土料理・名産品として最も適当なものを、1つ選びなさい。
- 皿鉢料理
- 祖谷そば
- 伊予さつま
- ままかり
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この過去問の解説 (1件)
01
正解は、「祖谷そば」です。
徳島県三好市祖谷地方を中心に食されている郷土料理の蕎麦です。
通常のそばに比べて麺が太く切れやすいのが特徴です。
各選択肢については以下のとおりです。
誤りです。
皿鉢料理(さわちりょうり)は高知県の郷土料理です。
特定の料理名ではなく料理の様式のことを指し、
大皿に高知県の恵まれた自然が生む山の幸、海の幸を贅沢に盛り付けます。
正しいです。
祖谷そば(いやそば)は徳島県の郷土料理です。
祖谷地方で収穫されたソバで作られた蕎麦のことで、
つなぎは使わず通常のそばに比べて麺が太く切れやすいのが特徴です。
誤りです。
伊予さつま(いよさつま)は愛媛県の郷土料理です。
ほぐした焼き魚の身と麦味噌と薬味を出汁に混ぜ、ごはんにかけて食べます。
手間がかかるため今日では家庭で作られることは少なくなり、
専ら郷土料理店で出される料理となっています。
誤りです。
ままかりは岡山県を中心とする瀬戸内海地方にみられる郷土料理です。
「ままかり」は魚のサッパの異名でもあり、
サッパの酢漬けのことを岡山ではままかり料理と呼んでいます。
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