国内旅行業務取扱管理者 過去問
令和6年度(2024年)
問74 (国内旅行実務 問24)

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問題

国内旅行業務取扱管理者試験 令和6年度(2024年) 問74(国内旅行実務 問24) (訂正依頼・報告はこちら)

日本国内における世界遺産に関する次の設問について、該当する答を選択肢の中から選びなさい。

世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
  • 国指定重要文化財である大型土偶が出土したことで知られる亀ヶ岡石器時代遺跡は、構成資産の1つである。
  • 北海道・青森県・岩手県・秋田県に所在する17の構成資産からなる。
  • 構成資産の1つである三内丸山遺跡は青森県八戸市に所在する。
  • 本資産は、北東アジアにおける農耕以前の人類の生活と、精緻で複雑な精神文化を示す物証として顕著な普遍的価値を持っている。

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この過去問の解説 (1件)

01

誤っているのは、「構成資産の1つである三内丸山遺跡は青森県八戸市に所在する」です。

正しくは青森県青森市大字三内字丸山にあります。

 

各選択肢については以下のとおりです。

選択肢1. 国指定重要文化財である大型土偶が出土したことで知られる亀ヶ岡石器時代遺跡は、構成資産の1つである。

正しいです。

 

大型土偶とは、独特の大きな目とふくよかな体型が印象的な

「遮光器土偶(しゃこうきどぐう)」のことです。

 

構成資産とは、さまざまな遺産が集まって

一つのテーマで構成されているタイプの遺産のことです。

複数の資産を複合体として登録されているので、

県をまたいで登録されている遺産も意外と多いのです。

選択肢2. 北海道・青森県・岩手県・秋田県に所在する17の構成資産からなる。

正しいです。

 

北海道・北東北の縄文遺跡群は、

集落や墓地、祭祀・儀礼の場である環状列石など、

このような人々の生活の実態を示す17の遺跡で構成されています。

選択肢3. 構成資産の1つである三内丸山遺跡は青森県八戸市に所在する。

誤りです。

 

正しくは青森県青森市大字三内字丸山にあります。

三内丸山遺跡では、たくさんの竪穴建物跡や掘立柱建物跡、盛土、

大人や子供の墓などのほか、多量の土器や石器、貴重な木製品、骨角製品などが出土しました。

選択肢4. 本資産は、北東アジアにおける農耕以前の人類の生活と、精緻で複雑な精神文化を示す物証として顕著な普遍的価値を持っている。

正しいです。

 

現存するか消滅しているかにかかわらず、

ある文化的伝統又は文明の存在を伝承する物証として

無二の存在(少なくとも希有な存在)であると評価されています。

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