問題
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次の記述ア~エのうち、発達障害のある児童・生徒への指導内容として「生徒指導提要」(文部科学省平成22年3月)の「児童生徒の心理と児童生徒理解」の「発達障害の理解」に示された内容に照らして正しいものを選んだ組合せとして最も適切なものは、下のうちではどれか。
ア 中学校第1学年の担任であるA教諭は、保護者から「自分の子供は、小学校3年生の時に、アスペルガー症候群であると診断された」と告げられた。A教諭は、この生徒は、経験の中から文脈を理解し、場面状況を把握することが苦手であると分かっていたが、アスペルガー症候群は、知的発達の遅れや言葉の発達の遅れを伴うものではないので、自分の力だけで場面状況を把握させ、行動するよう指導を行っていくこととした。
イ 小学校第5学年の担任であるB教諭の学級には、発表はできるのに簡単な文章が書けないことで、自信や意欲を失いかけている児童がいる。B教諭は、この児童が苦手なことを無理強いさせられたり、失敗経験を積み重ねたりすることのないように、得意なことやできていることを認めていき、自尊感情や自己肯定感を高めることができるような指導を行っていくこととした。
ウ 中学校第3学年の担任であるC教諭の学級には、不注意な誤りや早合点が多く、落ち着いて考えればできることでも、あわてて取り組んでしまうため、なかなか良い結果が出ない生徒がいる。C教諭は、この生徒には、全体ができていなくても、部分的でも本人が努力していることを認めることができる環境を整備することが大切であると考え、その生徒の「生活ノート」に毎日、その日の良かったことを書いて伝えることとした。
エ 高等学校第1学年の担任であるD教諭の学級には、突然の予定変更が苦手な生徒がいる。D教諭は、何をすればよいか具体的に指示をしたり、予定変更の可能性がある場合にあらかじめ伝えたりすることは、社会における基本的なスキルの習得を妨げることにつながると考え、その生徒に対して、「常に自分で先の見通しをもって行動すること、分からないことがあったら自分から質問すること」と指導した。
ア 中学校第1学年の担任であるA教諭は、保護者から「自分の子供は、小学校3年生の時に、アスペルガー症候群であると診断された」と告げられた。A教諭は、この生徒は、経験の中から文脈を理解し、場面状況を把握することが苦手であると分かっていたが、アスペルガー症候群は、知的発達の遅れや言葉の発達の遅れを伴うものではないので、自分の力だけで場面状況を把握させ、行動するよう指導を行っていくこととした。
イ 小学校第5学年の担任であるB教諭の学級には、発表はできるのに簡単な文章が書けないことで、自信や意欲を失いかけている児童がいる。B教諭は、この児童が苦手なことを無理強いさせられたり、失敗経験を積み重ねたりすることのないように、得意なことやできていることを認めていき、自尊感情や自己肯定感を高めることができるような指導を行っていくこととした。
ウ 中学校第3学年の担任であるC教諭の学級には、不注意な誤りや早合点が多く、落ち着いて考えればできることでも、あわてて取り組んでしまうため、なかなか良い結果が出ない生徒がいる。C教諭は、この生徒には、全体ができていなくても、部分的でも本人が努力していることを認めることができる環境を整備することが大切であると考え、その生徒の「生活ノート」に毎日、その日の良かったことを書いて伝えることとした。
エ 高等学校第1学年の担任であるD教諭の学級には、突然の予定変更が苦手な生徒がいる。D教諭は、何をすればよいか具体的に指示をしたり、予定変更の可能性がある場合にあらかじめ伝えたりすることは、社会における基本的なスキルの習得を妨げることにつながると考え、その生徒に対して、「常に自分で先の見通しをもって行動すること、分からないことがあったら自分から質問すること」と指導した。
1 .
ア・イ
2 .
ア・エ
3 .
イ・ウ
4 .
イ・エ
5 .
ウ・エ
( 公立学校教員採用選考試験(教職教養) 平成28年度(H29年度採用) 共通問題 問13 )