公立学校教員の過去問
令和元年度(令和2年度採用)
共通問題 問15

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問題

公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和元年度(R2年度採用) 共通問題 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

人権課題に関する記述として、「東京都人権施策推進指針〜誰もが幸せを実感できる「世界一の都市・東京」を目指して〜」(東京都 平成27年8月)に照らして適切なものは、次の1〜5のうちのどれか。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は5です。

1:人権課題「子供」では「個人情報保護法」についての説明はなされていないため、1は誤りです。

2:人権課題「高齢者」では「介護者への合理的配慮」についての説明はなされていないため、2は誤りです。

3:人権課題「障害者」では、「障害のある人から何らかの配慮を求められた場合、負担になり過ぎない範囲で、社会的障壁(バリア)を取り除くために必要で合理的な配慮を行うことを求めています」と示されています。
バリアを取り除くことが義務付けられているわけではないため、3は誤りです。

4:人権課題「インターネットによる人権侵害」では、「学校教育においては、インターネットの適切な利用や、情報の収集・発信における個人の責任やモラルについて理解させるとともに、有害情報から子供を守るため学校非公式サイト等の監視等を行い、啓発・指導の充実を図ります」と示されています。
インタネットを利用しないように指導するわけではないため、4は誤りです。

5:人権課題「ハラスメント」にそのように示されているため、5は正解です。

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02

1. 同指針「子供」の章には、「個人情報保護法」の記述はありません。「個人情報保護法」については、「個人情報の流出やプライバシー侵害」という別の人権課題において言及されています。よって、選択肢1は誤りとなります。

2. 同指針「高齢者」の章には、「介護者への合理的配慮」の記述はありません。しかしながら、「介護者を支援していくことが必要」であることについては言及されており、合理的配慮と区別することがポイントとなります。よって、選択肢2は誤りとなります。

3. 「物理的なバリア、制度・慣行的なバリア、情報面のバリアを取り除くことが義務付けられている」ではなく、正しくはこれらのバリアを「取り除くために必要で合理的な配慮を行うことを求めている」となります。よって、選択肢3は誤りとなります。

4. 「インターネットを利用しないよう指導するとしている」ではなく、正しくは「有害情報から子供を守るため学校非公式サイト等の監視等を行い、啓発・指導の充実を図る」が正しい記述となります。よって、選択肢4は誤りとなります。

5. 同指針「ハラスメント」の章より、正しい記述となります。

よって、正答は5となります。

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03

正答は5です。

1:問題文の後半部分は正しいですが、人権課題「子供」において「個人情報保護法」に関する文言は無いため、1は誤りです。

2:問題文の後半部分は正しいですが、人権課題「高齢者」において、「介護者への合理的配慮」に関する文言は無いため、2は誤りです。

3:人権課題「障害者」に、「障害のある人から何らかの配慮を求められた場合、負担になり過ぎない範囲で、社会的障壁(バリア)を取り除くために必要で合理的な配慮を行うことを求めています」と記載されています。

問題文の後半部分は正しいですが、バリアを取り除くことが義務付けられているのではなく、バリアを取り除くための合理的な配慮が求められているため、3は誤りです。

4:人権課題「インターネットによる人権侵害」に、
「学校教育においては、インターネットの適切な利用や、情報の収集・発信における個人の責任やモラルについて理解させるとともに、有害情報から子供を守るため学校非公式サイト等の監視等を行い、啓発・指導の充実を図ります」と記載されています。

問題文の前半部分は正しいですが、インターネットを利用しないように指導するのではなく、他者の人権への配慮に心がけること、適切な情報セキュリティ対策をとること、情報モラルの遵守などを啓発していくという施策であるため、4は誤りです。

5:人権課題「ハラスメント」の内容に合致するため、5は正答です。

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