公立学校教員 過去問
令和6年度(R7年度採用)
問19 (共通問題 問19)
問題文
発達の理論に関する記述として適切なものは、次のうちのどれか。
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問題
公立学校教員採用選考試験(教職教養) 令和6年度(R7年度採用) 問19(共通問題 問19) (訂正依頼・報告はこちら)
発達の理論に関する記述として適切なものは、次のうちのどれか。
- ゲゼルは、環境閾値説を提唱し、各特性の持つ遺伝的要因を発揮するのには、環境的要因の固有な閾値を超えることが条件だとした。
- ヴィゴツキーは、どのような機能も遺伝的要因と環境的要因がそれぞれの割合をもって決定されるという輻輳説を唱えた。
- ジェンセンは、学習には学習を成立させるレディネスが必要であり、レディネスは成熟により獲得されるとする成熟優位説を唱えた。
- シュテルンは、子どもが自力で問題解決を達成できる水準と、他者からの援助や共同によって達成が可能になる水準に分け、2つの水準のズレの範囲を発達の最近接領域と呼んだ。
- ボウルビィは、危機的状況あるいはこれから起きる可能性のある危機に備えて、特定の対象との近接を求め、維持しようとする個体の傾向を愛着と定義した。
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この過去問の解説 (1件)
01
発達理論に関する問題です。人物と唱えた説と年代を確認しながら問題に取り組んでみてください。
不正解です。
「ゲゼル」ではなく「ジェンセン」についての記述です。
ジェンセン(1923)は、相互作用説の一つである環境閾値説を提唱しました。
不正解です
「ヴィゴツキー」ではなく「シュテルン」についての記述です。
「シュテルン」(1871~1938)が提唱した輻輳説は、遺伝的要因と環境的要因が加算的に働き、発達が決まるという考え方です。
不正解です。
「ジェンセン」ではなく「ゲゼル」についての記述です。
「アーノルド・ルーシャス・ゲゼル」(1880~1961)は、アメリカ合衆国の心理学者です。子どもの発達研究の分野で活躍した人物です。
不正解です。
「シュテルン」ではなく「ヴィゴツキー」についての記述です。
ソビエトの発達心理学者「レフ・ヴィゴツキー」は、精神発達の理論で有名な人物です。
正解です。
選択肢に示された通りです。
発達理論についての問題でした。今回の5人のほかにも「ピアジェ」「フロイト」「エリクソン」「ユング」なども有名なので、覚えておくと良いと思います。
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