給水装置工事主任技術者 過去問
令和2年度(2020年)
問12 (給水装置工事法 問12)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
給水装置工事主任技術者試験 令和2年度(2020年) 問12(給水装置工事法 問12) (訂正依頼・報告はこちら)
- 配水管がポリエチレンスリーブで被覆されている場合は、サドル付分水栓取付け位置の中心線より20cm程度離れた両位置を固定用ゴムバンド等により固定してから、中心線に沿って切り開き、固定した位置まで折り返し、配水管の管肌をあらわす。
- サドル付分水栓のボルトナットの締め付けは、全体に均一になるように行う。
- サドル付分水栓の頂部のキャップを取外し、弁(ボール弁又はコック)の動作を確認してから弁を全閉にする。
- サドル付分水栓の頂部に穿孔機を静かに載せ、サドル付分水栓と一体となるように固定する。
- 穿孔作業は、刃先が管面に接するまでハンドルを静かに回転させ、穿孔を開始する。最初はドリルの芯がずれないようにゆっくりとドリルを下げる。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
この問題は「不適当なもの」を選択するものです。
この記述は正しいです。
例えば鉄で出来た配水管は耐震性が高く強度が強い一方、鉄なので水や電気により管が腐敗してしまうため、ポリエチレンスリーブ(防食フィルム)で腐敗防止のため保護されています。
このサドル付分水栓取り付け作業が終わった後は、折り返していたポリエチレンスリーブを元に戻して、さらに、分水栓用ポリエチレンシートを重ねてサドル付分水栓を包み、防食用ビニール粘着テープで密封します。
この記述は正しいです。
ボルトナットは、全体に均一にするために、左右交互に締め付けます。
この記述が「不適当なもの」です。
弁は「全閉(ぜんへい)」にするのではなく、「全開(ぜんかい)」にします。
全閉にするタイミングは、穿孔作業が終わり、そのときに出た粉を排出した後です。
この記述は正しいです。全ての作業は丁寧にゆっくり静かに行いましょう。
この記述は正しいです。
穿孔作業でドリルの芯がズレて正常な穿孔が出来なかった場合は、この後の防食コアの挿入作業などに支障が出る恐れがあるので、特に最初はドリルの芯がズレないようにゆっくりドリルを下げましょう。
参考になった数33
この解説の修正を提案する
02
不適当なものを選択する問題です。
適当です。
ポリエチレンスリーブは、主に水道用ダクタイル鋳鉄管の外面を防食するために使用されるチューブ状のフィルムのことです。
土壌中の腐食性物質や水分、電気などから管を保護し、埋設された管の耐久性を向上させる重要な役割を担っています。
配水管がポリエチレンスリーブで被覆されている場合、サドル付分水栓の取り付け位置を露出させるために、スリーブを丁寧に切り開く手順は正しいです。
適当です。
サドル付分水栓のボルトナットは、管体と均一に密着させるために、全体を均等に締め付けることが重要です。
不適当です。
穿孔前に弁の動作確認をすることは重要ですが、その際に弁を全閉にしてはいけません。
穿孔作業中は、サドル付分水栓内の穿孔刃がスムーズに通過できるように、弁は全開にする必要があります。
弁が閉まった状態のまま穿孔すると、穿孔刃が弁に当たって損傷したり、穿孔刃の切削くずが詰まったりする原因となります。
これにより穿孔作業が困難になるだけでなく、水圧がかかった状態での作業中に水が噴出するなどの事故につながる危険性があります。
適当です。
穿孔機をサドル付分水栓にしっかりと固定することで、穿孔作業中のドリル刃のブレやずれを防ぎ、安全かつ正確な穿孔を可能にします。
適当です。
ドリル刃が管面に接するまではゆっくりと回転させ、ドリルの芯がずれないように慎重に作業を開始することは、安全で高品質な穿孔のために不可欠な手順です。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問11)へ
令和2年度(2020年) 問題一覧
次の問題(問13)へ