給水装置工事主任技術者の過去問
令和3年度(2021年)
給水装置の概要 問52
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問題
給水装置工事主任技術者試験 令和3年度(2021年) 給水装置の概要 問52 (訂正依頼・報告はこちら)
水道メーターに関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。
ア 水道メーターの計量方法は、流れている水の流速を測定して流量に換算する流速式(推測式)と、水の体積を測定する容積式(実測式)に分類される。わが国で使用されている水道メーターは、ほとんどが流速式である。
イ 水道メーターは、許容流量範囲を超えて水を流すと、正しい計量ができなくなるおそれがあるため、適正使用流量範囲、瞬時使用の許容流量等に十分留意して水道メーターの呼び径を決定する必要がある。
ウ 可逆式の水道メーターは、正方向と逆方向からの通過水量を計量する計量室を持っており、正方向は加算、逆方向は減算する構造である。
エ 料金算定の基礎となる水道メーターは、計量法に定める特定計量器の検定に合格したものを設置する。検定有効期間が8年間である。
ア 水道メーターの計量方法は、流れている水の流速を測定して流量に換算する流速式(推測式)と、水の体積を測定する容積式(実測式)に分類される。わが国で使用されている水道メーターは、ほとんどが流速式である。
イ 水道メーターは、許容流量範囲を超えて水を流すと、正しい計量ができなくなるおそれがあるため、適正使用流量範囲、瞬時使用の許容流量等に十分留意して水道メーターの呼び径を決定する必要がある。
ウ 可逆式の水道メーターは、正方向と逆方向からの通過水量を計量する計量室を持っており、正方向は加算、逆方向は減算する構造である。
エ 料金算定の基礎となる水道メーターは、計量法に定める特定計量器の検定に合格したものを設置する。検定有効期間が8年間である。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題はそれぞれの記述の正誤を考えて、そのマッチした選択肢を答えるものです。
それぞれの記述の正誤は以下の通りです。
ア 水道メーターの計量方法は、流れている水の流速を測定して流量に換算する流速式(推測式)と、水の体積を測定する容積式(実測式)に分類される。わが国で使用されている水道メーターは、ほとんどが流速式である。
これは「正しい」です。
例えば流れている水を見て、どれくらい水が流れているか(流量)、はなかなかわかりません。
ですので、例えば容器に水を溜めて、その流していた時間と溜まった水の量で流量(L/min)を計算出来るのは想像できるかもしれません。
これはいわゆる容積式(実測式)になります。
一方流速式(推測式)は流速に応じて変化する量、例えば水の流れの中に置いた羽根のついた車の回転数をカウントして、流速に換算し、流量を計算する方法などがあります。
イ 水道メーターは、許容流量範囲を超えて水を流すと、正しい計量ができなくなるおそれがあるため、適正使用流量範囲、瞬時使用の許容流量等に十分留意して水道メーターの呼び径を決定する必要がある。
これは「正しい」です。
呼び径とは、配管の直径を表示するためのものですが、きっちりその長さというわけではなく、平均的な値として示されたものです。
こうすることで、12.33543cmなどの複雑な値ではなく、近似したキリのいい数値で表すことができます。
呼び径が示すものは、外径だけでなく、内径の場合もあります。
ウ 可逆式の水道メーターは、正方向と逆方向からの通過水量を計量する計量室を持っており、正方向は加算、逆方向は減算する構造である。
これは「正しい」です。
水道メーターの種類にはいくつかあり、可逆式はその一つです。
可逆式の他に例えば正流式というものがあり、これは正方向のみ通過水量を計量することができます。
一方可逆式は正方向と逆方向から計量することができます。
エ 料金算定の基礎となる水道メーターは、計量法に定める特定計量器の検定に合格したものを設置する。検定有効期間が8年間である。
これは「正しい」です。
もし有効期限が過ぎた水道メーターを使っていた場合、罰せられるので注意が必要です。
これは計量法施行令により定められています。
有効期限は水道メーターの蓋の裏などに貼ってあるシールに記載されています。
総合すると、ア:正 イ:正 ウ:正 エ:正
がマッチした選択肢です。
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