給水装置工事主任技術者の過去問
令和4年度(2022年)
給水装置工事法 問2

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問題

給水装置工事主任技術者試験 令和4年度(2022年) 給水装置工事法 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

給水管の取出しに関する次の記述の正誤の組み合わせのうち、適当なものはどれか。

ア  配水管を断水してT字管、チーズ等により給水管を取り出す場合は、断水に伴う需要者への広報等に時間を要するので、充分に余裕を持って水道事業者と協議し、断水作業、通水作業等の作業時間、雨天時の対応等を確認する。
イ  ダクタイル鋳鉄管の分岐穿孔に使用するサドル付分水栓用ドリルは、エポキシ樹脂粉体塗装の場合とモルタルライニング管の場合とでは、形状が異なる。
ウ  ダクタイル鋳鉄管のサドル付分水栓等による穿孔箇所には、穿孔部のさびこぶ発生防止のため、水道事業者が指定する防食コアを装着する。
エ  不断水分岐作業の場合には、分岐作業終了後に充分に排水すれば、水質確認を行わなくてもよい。
  • ア:正  イ:正  ウ:正  エ:誤
  • ア:誤  イ:誤  ウ:正  エ:誤
  • ア:誤  イ:正  ウ:誤  エ:正
  • ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:正
  • ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:誤

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題はそれぞれの文章の正誤を考えて、その組み合わせを答えるものです。


ア  配水管を断水してT字管、チーズ等により給水管を取り出す場合は、断水に伴う需要者への広報等に時間を要するので、充分に余裕を持って水道事業者と協議し、断水作業、通水作業等の作業時間、雨天時の対応等を確認する。


これは「正しい」です。


イ  ダクタイル鋳鉄管の分岐穿孔に使用するサドル付分水栓用ドリルは、エポキシ樹脂粉体塗装の場合とモルタルライニング管の場合とでは、形状が異なる。


これは「正しい」です。


エポキシ樹脂粉体塗装をしている場合、ドリルの種類を間違えると、塗装の膜をドリルがちゃんと貫通しなかったり、塗装の膜が欠けてしまったり、不具合が起こってしまうので、注意しなければなりません。


エポキシ樹脂粉体塗装管の場合は、ドリルの先端角度が90°~100°になっており、モルタルライニング管専用ドリルは、先端角が118°になっています。

 

ウ  ダクタイル鋳鉄管のサドル付分水栓等による穿孔箇所には、穿孔部のさびこぶ発生防止のため、水道事業者が指定する防食コアを装着する。


これは「正しい」です。


さびこぶ」とはサビがこぶ状になっていることです。これは水道管の腐食が進んだために起こります。


エ  不断水分岐作業の場合には、分岐作業終了後に充分に排水すれば、水質確認を行わなくてもよい。


これは「誤り」です。


不断水分岐作業が終わった後は、水質確認( 残留塩素、におい、色、濁り、味 )を行います。

 

以上を総合すると、ア:正  イ:正  ウ:正  エ:誤が正しい選択肢です。

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