マンション管理士の過去問
平成29年度(2017年)
問45

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問題

マンション管理士試験 平成29年度(2017年) 問45 (訂正依頼・報告はこちら)

マンションの設備の清掃及び保守点検に関する次の記述のうち、適切でないものはどれか。
  • 共用部分の排水管に設置する掃除口は、排水の流れの方向又は流れと直角方向に開口するように設ける。
  • 機械式立体駐車場は、機種、使用頻度等に応じて、1~3ヵ月以内に1度を目安として、専門技術者による点検を受ける。
  • 消防用設備の点検において、誘導灯は、外観から又は簡易な操作により判別できる事項について点検を行う機器点検を、6ヵ月に1回実施する。
  • エレベーターの保守契約におけるPOG契約は、定期的な機器・装置の保守・点検のみを行う契約方式で、仕様書で定める消耗品を除き、劣化した部品の取替えや修理等を含まない。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.不適切
掃除口は排水の流れとは逆の方向に開口するように設ける必要があります。順方向に開口するように設置すると排水が掃除口から流れ出るためです。

2.適切
記載のとおりです。
機械式立体駐車場は、1~3ヵ月以内に1度を目安として、専門技術者による点検を受ける必要があります。

3.適切
記載のとおりです。
誘導灯は、外観から又は簡易な操作により判別できる事項について点検を行う機器点検を、6ヵ月に1回実施する必要があります。
消防器具等の機器点検は6か月に1回、消防用設備等の総合点検は1年に1回する必要があります。

4.適切
記載のとおりです。
エレベータ保守のPOG契約(Parts Oil Grease)とは、消耗部品付き契約のことであり、定期的な機器・装置の保守・点検のみを行う契約方式です。
劣化した部品の取替えや修理等を含まない契約になります。
フルメンテナンス契約は、かごの交換以外の、定期点検、消耗品交換、部品交換・修理が含まれる契約になります。

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02

 マンションの設備の清掃及び保守点検に関する出題です。

選択肢1. 共用部分の排水管に設置する掃除口は、排水の流れの方向又は流れと直角方向に開口するように設ける。

 共用部分の排水管に設置する掃除口は、排水の流れの反対の方向又は流れと直角方向に開口するように設けます。

 つまり、「排水の流れの方向」という部分が、適切ではありません。

選択肢2. 機械式立体駐車場は、機種、使用頻度等に応じて、1~3ヵ月以内に1度を目安として、専門技術者による点検を受ける。

 機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドラインにより、「管理者の取組として、装置の安全確保のための維持保全を行うこと。装置が正常で安全な状態を維持できるよう、機種、使用頻度等に応じて、1~3ヶ月以内に1度を目安として、専門技術者による点検を受け、必要な措置を講じること。」とされるので、適切です。

選択肢3. 消防用設備の点検において、誘導灯は、外観から又は簡易な操作により判別できる事項について点検を行う機器点検を、6ヵ月に1回実施する。

 「消防用設備の点検において、誘導灯は、外観から又は簡易な操作により判別できる事項について点検を行う機器点検を、6月に1回実施する。」ということは、適切です。

選択肢4. エレベーターの保守契約におけるPOG契約は、定期的な機器・装置の保守・点検のみを行う契約方式で、仕様書で定める消耗品を除き、劣化した部品の取替えや修理等を含まない。

 「エレベーターの保守契約におけるPOG契約は、定期的な機器・装置の保守・点検のみを行う契約方式で、仕様書で定める消耗品を除き、劣化した部品の取替えや修理等を含まない」ということは、適切です。

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03

正解は1です。

1.適切でない。
共用部分の排水管に設置する掃除口は、排水の流れと反対の方向か、
流れと直角の方向に開口するように設けます。

2.適切。
「機械式立体駐車場の安全対策に関するガイドライン」の
Ⅳ.管理者の取組では、以下のように定めています。

「装置の安全確保のための維持保全を行うこと。
装置が正常で安全な状態を維持できるよう、
機種、使用頻度等に応じて、1~3ヶ月以内に1度を目安として、
専門技術者による点検を受け、必要な措置を講じること。」

3.適切。
消防用設備の機器点検は、6ヶ月毎と定められています。
消防法告示9号参照のこと。

4.適切。
エレベーターの保守契約におけるPOG契約とは、Part, Oil , Greaseのことで、
消耗品の交換や定期的な点検のみが、契約内容です。

以上より、適切でないのは1なので、正解は1です。

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