危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問107

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問107 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文の(  )内のA~Cに当てはまる語句の組合せはどれか。
「金属が水溶液中で( A )になろうとする性質を、イオン化傾向という。トタン(鋼板に亜鉛をメッキしたもの)は亜鉛の酸化被膜が
( B )の侵入を防いで、鋼板の腐食を防止し、メッキに傷がついても
鉄よりイオン化傾向の( C )亜鉛が溶解することで、鋼板の腐食を
防止する。」
  • A:陽イオン  B:窒素      C:大きい
  • A:陽イオン  B:二酸化炭素  C:小さい
  • A:陽イオン  B:酸素      C:大きい
  • A:陰イオン  B:酸素      C:小さい
  • A:陰イオン  B:二酸化炭素 C:大きい

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この過去問の解説 (5件)

01

金属は陽イオンになりやすく、非金属は陰イオンになりやすい性質があります。

陽イオンは、原子がプラスの電気を帯びた状態で、
陰イオンは、原子がマイナスの電気を帯びた状態です。

金属は、水溶液の中でとけると プラスの電気を帯びます。
つまり、陽イオンになります。

金属が陽イオンになりやすいか、なりにくいかは、
金属によって順番があって、それを示したものが 「イオン化傾向」です。

イオン化傾向が大きければ、陽イオンになりやすい、ということです。

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イオン化傾向が大きいということは、酸化されやすいということでもあります。

この問題は、トタン屋根をイメージするとわかりやすいです。

トタン屋根は、鋼板に亜鉛をメッキしたものです。

鉄よりも イオン化傾向の大きい亜鉛が先に酸化して 酸化亜鉛となり、
皮膜をつくって鉄を守っているというわけです。

※鋼板は鉄を主成分とした合金です。

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02

金属には、酸の中で電子を放出して溶け出し、陽イオンになりやすい、という性質があります。これをイオン化傾向と言います。

イオン化傾向の順に金属を並べたものをイオン化列と言って、陽イオンへなりやすい順、つまり酸化されやすい順に並んでいます。

例えば、亜鉛は鉄(鋼の主成分)よりイオン化傾向が大きい(酸化されやすい)ため、亜鉛は鉄より先にイオンとして溶け出します。

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03

イオン化傾向とは金属の水溶液中での陽イオンになりやすさを示したものです。
水溶液中に2種類の金属が存在する場合、
イオン化傾向の大きい金属が陽イオン化し、
もう一方の金属は陽イオン化しません。
鋼(鉄)と亜鉛の場合は、
亜鉛の方がイオン化傾向が大きいため、
亜鉛が陽イオン化して酸化被膜を形成します。
鋼(鉄)は陽イオン化しないため、亜鉛の酸化被膜が存在する限り錆びない(酸化しない)
ということになります。

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04

文章の通りです。

物質の陽イオンへのなりやすさをイオン化傾向といい、イオン化傾向が高いほど酸化・腐食しやすいです。

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05

原子
① 原子番号
  原子が持つ陽子の数を原子番号と言います。それぞれの原子番号には、元素名と元素記号が付けられています。
  たとえば、原子番号12の原子には、炭素という元素名と「C」という元素記号が付けられています。

② 周期律表
  元素を原子番号順に並べ、性質の似た元素が同じ縦の列に並ぶように配列した表を周期律表と言います。
  周期律表の縦の列を族、横の列を周期と言います。

③ 「電子親和力」と「イオン化エネルギー」
原子が電子を1個失って、1価の陽イオンになるときに要するエネルギーをイオン化エルネギーといいます。
  原子が電子を1個受け取って、1価の陰イオンになるときに放出されるエネルギーを電子親和力といいます。

分子
物質の特性を持っている最小の単位が分子です。分子は、1個または数個の原子からなります。

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