危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問128

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問128 (訂正依頼・報告はこちら)

消火に関する説明として、次のうち誤っているものはどれか。
  • ハロゲン化物消火剤は、燃焼反応を化学的に抑制する作用によって消火する。
  • 二酸化炭素消火剤は安定した不燃性のガスであり、空気より重い性質を利用して消火している
  • 粉末消火剤のうち、りん酸塩類を主成分とする消火粉末は、電気火災のみに適応する。
  • 強化液消火剤は、アルカリ金属塩の濃厚な水溶液からできており、冷却効果や再熱防止効果がある。
  • 水は比熱と気化熱がともに大きいため、冷却効果が大きい。

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この過去問の解説 (4件)

01

りん酸塩類を主成分とする消火粉末は普通火災・油火災・電気火災のすべてに適応します。
そのためりん酸塩類を使用した粉末消火器はABC粉末消火器とも呼ばれます。

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02

【1:正しい】
ハロゲン化物消火剤は、
消火剤にハロンを使用したもので、ガス消化のひとつです。

ハロゲン原子には、
燃焼の連鎖反応を化学的に抑制する作用(負触媒作用)があります。

【2:正しい】
二酸化炭素消火は、ガス消火のひとつです。
二酸化炭素は空気より重く、低いところにたまって燃焼物を覆います。
酸素濃度を下げる窒息効果があります。

【3:間違い】
粉末消火剤のうち、
炭酸水素塩類(炭酸水素ナトリウムなど)を主成分とするものは、
油火災(B火災)と電気火災(C火災)に対応できます。

リン酸塩類(リン酸アンモニウムなど)を主成分とするものは、
普通火災(A火災)、油火災(B火災)、電気火災(C火災)に対応できます。

【4:正しい】

【5:正しい】
比熱が大きいということは、
水の温度が上がるときに 多くの熱が必要ということです。

また、気化熱が大きいということは、
水が蒸発するときに 多くの熱が必要ということです。

水は比熱と気化熱が大きいので 冷却効果が大きく、
燃焼物から多くの熱を奪います。

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03

● 火災による消火器の区別
消火器の外側に記載しなければならない
①普通火災用  普通可燃物(木材、紙、繊維など)の火災 → A火災
②油火災用  引火性液体などの油火災 → B火災
③電気火災用  電線、変圧器、モーターなどの火災 → C火災

● 消火器具の設置
消火器具は、防火対象物の階ごとに設置し、建築物その他の工作物に設置する場合、防火対象物から消火器までの歩行距離20m以下(大型消火器30m以下)となるように設置します。

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04

1【正】負触媒作用といいます。

2【正】二酸化炭素消火剤は、窒息効果により消火します。

3【誤】
リン酸塩粉末消火剤は、電気火災(C火災)以外にも、普通火災(A火災)や油火災(B火災)にも適応するABC消火剤です。

4【正】文章の通りです。
5【正】文章の通りです。

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