危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問129

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問129 (訂正依頼・報告はこちら)

動植物油類の自然発火について、次のうち誤っているものはどれか。
  • 乾性油の方が、不乾性油より、自然発火しやすい。
  • ヨウ素価の大きいほど、自然発火しやすい。
  • 熱を蓄積しやすい状態にあるほど、自然発火しやすい。
  • 引火点が高いほど、自然発火しやすい。
  • 貯蔵中、換気をよくするほど、自然発火しにくい。

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この過去問の解説 (4件)

01

【1:正しい】
乾性油(かんせいゆ)は 酸化しやすく、
布などにしみこませて長時間放置すると
酸化熱が蓄積されて自然発火する危険性があります。

【2:正しい】
ヨウ素価とは、油の乾きやすさを示すもので、
油脂100g と反応するヨウ素が何gになるのか示しています。

乾性油はヨウ素価が130以上のもので、
ヨウ素価が大きいほど自然発火しやすくなります。

【3:正しい】

【4:間違い】
「引火点」は、炎などの点火源を近づけたときに燃焼する最低温度のことです。
「発火点」は、点火源がなくても燃焼する最低温度のことで、
酸化熱や分解熱などにより発熱し、熱が蓄積されて発火点に達すると燃焼します。

物質の温度が引火点に達しても、炎がなければ燃えません。
なので、引火点が高いと自然発火しやすい、ということにはなりません。

【5:正しい】
貯蔵中、換気をよくすると熱がたまりにくく、自然発火しにくくなります。

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02

油脂の不飽和度をヨウ素価といいます。ヨウ素価が大きいほど不飽和結合が多く、反応性に富むことが知られています。

また、ヨウ素価130以上の油を乾性油、100から130のものを半乾性油、100以下のものを不乾性油といいます。

4【誤】
引火点とは、火種がある状態で燃焼する下限温度のことです。自然発火とは、火種がない状態で燃焼し始める温度のことです。

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03

引火点と自然発火に関係性はありません。

危険物自体の性質としては選択肢2番の通りヨウ素価が大きいほど自然発火しやすくなります。

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04

引火点と自然発火は関係ありません。

①よう素価: 油脂100gに付加するよう素 (I2 = 254) のグラム数をいいます。
この値が大きい油脂は、炭素間二重結合を多く含み、空気中の酸素に酸化されやすく、また固化しやすくなります。

この空気中の酸素に酸化されやすく、また固化しやすい油脂を、乾燥油と呼びます。
反対に、よう素価の小さい油脂は、酸化されにくく、固化されにくいものです。これを不乾性油と呼びます。

よう素価 = 100÷(油脂の分子量)×(油脂1分子中の炭素間二重結合の数)×254

②自然発火
動植物油類の自然発火は、油が空気中で酸化され、その反応で発生した酸化熱が長時間蓄積され、発火点に達することにより起こります。
自然発火は、一般に乾燥油ほど起こりやすく、すなわち、よう素価が大きいほど起こりやすくなります。

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