危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問151
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問題
危険物 乙4の過去問/予想問題 問151 (訂正依頼・報告はこちら)
第4類の危険物の消火方法の記述について、誤っているものはどれか。
- 可燃物の除去や冷却が困難なので、空気遮断による窒息消火が用いられる。
- 消火薬剤としては、霧状の強化液、泡、ハロゲン化物、二酸化炭素、粉末などが使用される。
- 液比重が1より小さい危険物は水に浮いて火災の範囲を広げるため、注水は適当ではない。
- アルコール等水溶性の液体は水に溶けて泡が消滅するため、普通の泡剤ではなく水溶性液体用泡消火薬剤(耐アルコール泡)を使用する。
- 液比重が1より大きい危険物は水に浮いて火災の範囲を広げるため、注水は適当ではない。
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この過去問の解説 (5件)
01
誤っているものは「液比重が1より大きい危険物は水に浮いて火災の範囲を広げるため、注水は適当ではない。」です。
正しくは以下の通りです。
可燃物の除去や冷却が困難なので、空気遮断による窒息消火が用いられ、消火薬剤としては、霧状の強化液、泡、ハロゲン化物、二酸化炭素、粉末などが使用される。
液比重が1より「小さい」危険物は水に浮いて火災の範囲を広げるため、注水は適当ではない。またアルコール等水溶性の液体は水に溶けて泡が消滅するため、普通の泡剤ではなく水溶性液体用泡消火薬剤(耐アルコール泡)を使用する。
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02
正解は「液比重が1より大きい危険物は水に浮いて火災の範囲を広げるため、注水は適当ではない。」です。
水の液比重が1。それよりも大きければ水には浮かびません。ここが誤りです。
また選択肢「液比重が1より小さい危険物は水に浮いて火災の範囲を広げるため、注水は適当ではない。」のとおり、液比重が1よりも小さい危険物の消火には水は使用できません。窒息消火を行います。
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03
正解は「液比重が1より大きい危険物は水に浮いて火災の範囲を広げるため、注水は適当ではない。」です。
正しい
消火の三要素は、除去消火、窒息消火、冷却消火であり、問題文のように、除去、冷却が困難な場合は、酸素の供給を断つ窒息消火が有効になります。
また、抑制消火を含めると消火の四要素となります。
正しい
強化液とは、炭酸カリウムの濃厚な水溶液であり、凝固点が-25℃と低いため、寒冷地での使用に適しています。強化液による消火法は、冷却作用と抑制作用を利用しています。
また、泡、二酸化炭素、は窒息効果、ハロゲン化物、リン酸アンモニウムや炭酸水素ナトリウムなどの粉末は、窒息効果と抑制効果を利用した消火法です。
正しい
液比重は数値が大きいほど体積あたりの重量が重いということであり、水の液比重は1なので、液比重が1より小さい危険物は水より軽いため、水に浮きます。
正しい
アルコール類やアセトンなどの水溶性の危険物に、通常の泡を使用しても泡が消滅してしまうため、アルコールと接触しても泡が消滅しない水溶性液体用泡消火薬剤(耐アルコール泡)を使用する必要があります。
誤り
液比重が1より大きい危険物は、液比重が1である水には浮かないため、誤りとなります。
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04
誤っているものは「液比重が1より大きい危険物は水に浮いて火災の範囲を広げるため、注水は適当ではない。」です。
水の液比重は1です。液比重が1より大きい危険物は水に浮かびません。
正しい
可燃物の除去や冷却が困難な場合は、空気遮断による窒息消化が用いられます。消火の3要素は除去消火、冷却消火、窒息消火です。
正しい
消化薬剤は霧状の強化液、泡、ハロゲン化物、二酸化炭素、粉末などが使用されます。火災の区分(一般火災、油火災、電気火災)に適応した消火薬剤を使用します。
正しい
液比重が1より小さい危険物は水に浮いて火災の範囲を広げますので、注水は適当ではありません。
正しい
水溶性の液体は水に溶けて泡が消滅しますので、水溶性液体用泡消化薬剤(耐アルコール泡)を使用します。
誤り
液比重が1より大きい危険物は、液比重が1の水に浮かびません。
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05
4℃の水の液比重が1なので、液比重が1より小さい液体は水より軽いです。液比重が1より小さい液体の火災に注水すると、火災の範囲を広げてしまいます。
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