危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問167

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問167 (訂正依頼・報告はこちら)

灯油について誤っているものはどれか。
  • ストーブの燃料や溶剤に使用される。
  • 発火点は150℃である。
  • 塩酸酸塩類、過酸化水素、硝酸塩類、硝酸、硫酸、臭素酸ナトリウムなどの酸化性物質との混触は、発火の危険性がある。
  • 炭素数11~13の炭化水素が主成分である。
  • 電気の不良導体で、流動等の際に静電気が発生しやすい。

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この過去問の解説 (4件)

01

灯油の発火点は約255℃です。

参考になった数144

02

以下、選択肢ごとに解説します。

選択肢1. ストーブの燃料や溶剤に使用される。

正しい

灯油はストーブの燃料や溶剤として使用されます。

選択肢2. 発火点は150℃である。

誤り

灯油の発火点は255℃です。灯油の発火点は「150℃」ではありません。

選択肢3. 塩酸酸塩類、過酸化水素、硝酸塩類、硝酸、硫酸、臭素酸ナトリウムなどの酸化性物質との混触は、発火の危険性がある。

正しい

灯油は塩酸酸塩類、過酸化水素、硝酸塩類、硝酸、硫酸、臭素酸ナトリウムなどの酸化性物質と反応して、発火する危険性があります。

選択肢4. 炭素数11~13の炭化水素が主成分である。

正しい

灯油は炭素数11~13の炭化水素が主成分です。

選択肢5. 電気の不良導体で、流動等の際に静電気が発生しやすい。

正しい

灯油は電気の不良導体のため、流動などの際に静電気を発生しやすいです。灯油は非水溶性液体に分類されます。

参考になった数88

03

灯油・・・第二石油類

・炭素数11~13の炭化水素が主成分である。
・水に溶けないが、油脂などを溶かす。
・ストーブの燃料や溶剤に使用される。
・液温が引火点以上になるとガソリンと同様の引火の危険性がある。
・霧状の浮遊、繊維に染み込むなど空気との接触面積が拡大すると危険性が増大する。
・電気の不良導体で、流動等の際に静電気が発生しやすい。
・ガソリンとの混合は引火しやすくなる。
・塩酸酸塩類、過酸化水素、硝酸塩類、硝酸、硫酸、臭素酸ナトリウムなどの酸化性物質との混触は、発火の危険性がある。
・皮膚、目に付着すると炎症を起こし、蒸気吸入により中毒症状を起こす。

(火災予防・貯蔵取扱いの注意)
・火気は近づけない。また、火花を発生させる機械器具などを使用しない。
・貯蔵・取扱い場所の通風・換気をよくする。
・冷暗所に貯蔵し、容器は密栓する。
・川、下水溝などに流出させない。
・ガソリンと混合しない。
・強酸化剤と一緒に置かない。

(消火の方法)
・消火剤:泡、強化液、二酸化炭素、粉末、ハロゲン化物
・消火効果:窒息消火

参考になった数43

04

以下、選択肢ごとに解説します。

選択肢1. ストーブの燃料や溶剤に使用される。

正しい

灯油の一般的な使用用途としては、ストーブの燃料や溶剤のため、正しい記述となります。

選択肢2. 発火点は150℃である。

誤り

灯油の発火点は255℃であるため、記述は誤りとなります。

選択肢3. 塩酸酸塩類、過酸化水素、硝酸塩類、硝酸、硫酸、臭素酸ナトリウムなどの酸化性物質との混触は、発火の危険性がある。

正しい

灯油は、第1類、第6類危険物のような酸化性物質や硫酸と反応し、発火する恐れがあります。酸化性物質は化学式に酸素(O)が多く含まれているものが多く、過酸化、塩素酸、過塩素酸、硝酸などの名称がつく無機化合物が多いです。

選択肢4. 炭素数11~13の炭化水素が主成分である。

正しい

灯油は炭素数が11~13の炭化水素が主成分であるため、正しい記述となります。

選択肢5. 電気の不良導体で、流動等の際に静電気が発生しやすい。

正しい

灯油は非水溶性液体に分類され、電気の不良導体のため、流動などの際に静電気を発生しやすくなります。

参考になった数30