危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問185
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問題
危険物 乙4の過去問/予想問題 問185 (訂正依頼・報告はこちら)
アルコール類の性質として誤っているものはどれか。
- 炭素数が増加すると、水溶性は高くなる。
- 炭素数が増加すると、蒸気比重は大きくなる。
- 炭素数3までの飽和一価アルコールである。
- 沸点は、100℃以下である。
- アルコール類には、変性アルコールも含まれる。
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この過去問の解説 (4件)
01
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02
アルコール類は炭素数が増加すると、水溶性は低くなります。アルコール類の炭化水素部分は疎水性の性質があるので、炭素数が増加すると水溶性が低下します。
1:誤り
アルコール類は炭素数が増加すると、水溶性は低くなります。アルコール類は炭素数が増加すると「水溶性は高くなる」は誤りです。
2:正しい
アルコール類は炭素数が増加すると、蒸気比重(気体の体積当たりの重さ)は大きくなります。
3:正しい
アルコール類は炭素数3までの飽和一価アルコールです。消防法は「アルコール類は炭素数が3までの飽和一価アルコール(変性アルコールを含む)」と定めています。
4:正しい
アルコール類の沸点は、100℃以下です。
5:正しい
アルコール類は、変性アルコールも含まれます。変性アルコールは、工業用のエタノールを飲用に使用されないように微量の不純物を混ぜたものです。
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03
1番:誤り
アルコール類において、炭素数が増加すると疎水性の炭化水素部分が大きくなるため、水溶性は低くなります。
2番:正しい
アルコール類は、炭素数が増加すると蒸気比重も大きくなります。蒸気比重は分子量にほぼ比例するので、炭素数が増えると分子量も増え、蒸気比重も大きくなります。
3番:正しい
消防法上では、「アルコール類は炭素数が3までの飽和一価アルコール(変性アルコールを含む)」と定められているので、正しい記述となります。飽和とは2重結合や、3重結合のない化合物のことであり、一価とは、ヒドロキシ基(-OH)が一つであることを示します。具体的にはメタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノールが該当します。
4番:正しい
メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノールの沸点はそれぞれ、65℃、78℃、97.2℃、83℃であり、正しい記述となります。
5番:正しい
消防法上では、「アルコール類は炭素数が3までの飽和一価アルコール(変性アルコールを含む)」と定められているので、正しい記述となります。変性アルコールとは、工業用に使用するエタノールを飲用に使用されないように微量の不純物(例えば毒性のあるメタノール)を混ぜたものです。
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04
消去法でも解答できるでしょう。
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