危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問255

誤っているのは4です。つまりガソリンは電気の不導体です。

まず、ガソリンの性状について主なものを整理します。
a. 水より軽い（比重0.65）。
b. 揮発しやすい。
c. 無色透明。
d. 蒸気は空気より重い。
e. 電気を通しにくい不導体であるため、静電気がたまりやすい。

dとeは第四類の共通の性質です。
その他の部分について重点的に整理しておくと間違いが少ないでしょう。

次に、各選択肢について補足事項とともに説明します。
1. 　　正しい内容です。ガソリンは水には溶けません。
　　　 第四類は水に溶けにくいものが多いですが、水に溶けるものとしてアセトンやアルコール類などがあります。
2. 　　正しい内容です。ガソリンには特有の臭気があります。
3. 　　正しい内容です。ガソリンは第四類の中でも揮発しやすい特徴があります。加えて引火点が低い（－40℃）ので、取り扱いには注意が必要です。
4. ×　「電気の良導体である」という部分が誤りです。
ガソリンは電気を通しにくい不導体です。そのため発生した静電気はたまりやすくなります。
5. 　　正しい内容です。蒸気は空気より重いです。これは第四類共通の性質です。

ガソリンの性状では
1 . 水には溶けない。
2 . 特有の臭気がある。
3 . 非常に揮発しやすい液体である。
5 . 蒸気は空気よりはるかに重い。
は正しいものです。

しかし、4.は誤りで、電気的には「不導体」であり、電荷が蓄積しやすいため「静電気が発生しやすい」性状です。

正解は４です。

1 . 正しい内容です。

2 . 正しい内容です。

3 . 正しい内容です。

4 . 誤りです。
電気の不導体であり、ガソリンが流動することで、静電気が発生しやすくなります。

5 . 正しい内容です。
蒸気の比重は、空気に比べ３~４倍で、低所に滞留します。