危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問259

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問259 (訂正依頼・報告はこちら)

製造所の技術上の基準について、次のうち正しいものはどれか。
  • 指定数量の10倍以上の危険物を取り扱う製造所は避雷設備を設けなければならない。
  • 建築物は、壁、柱を不燃材料でつくること。
  • 液体の危険物を取り扱う建築物の床は危険物が浸透する構造とすること
  • 危険物を取り扱う工作物の周囲に空地を保有してはいけない。
  • 危険物を取り扱うに必要な設備は、採光のみである。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1 . 正解です。

2 . 「壁、柱」の部分が誤りです。
正しくは、「壁、柱のほか、床、はり及び階段」を
不燃材料でつくります。

3 . 「危険物が浸透する構造」の部分が誤りです。
正しくは、「危険物が浸透しない構造」とします。

4 . 誤りです。危険物を取り扱う工作物の周囲に、
延焼防止、消火活動のスペース確保のため空地を
保有する必要があります。
空地の幅は、指定数量の倍数により、
指定数量の倍数が、
十以下の製造所は3メートル以上
十を超える製造所は5メートル以上
と定められています。

5 . 「採光のみ」の部分が誤りです。
採光の他に、照明及び換気のほか、可燃性蒸気等が
滞留するおそれのある建築物には、可燃性蒸気を屋
外の高所に排出する設備を設けなければなりませ
ん。

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02

正解は1です。
各選択肢について補足事項とともに説明します。

1. 〇 指定数量の10倍以上の製造所は、総務省令で定める避雷設備を設けなければなりません。

2. × 建築物は壁、柱、床、はり及び階段を不燃材料で造る必要があります。
    「壁、柱」のみではないので誤りです。

3. × 危険物が浸透しない構造にしなければなりません。
    加えて、適当な傾斜を付ける必要があります。これは危険物がその場所に留まらないようにするためです。

4. × 危険物を取り扱う工作物の周囲には空地を設ける必要があります。
    なお、空地の幅は取り扱う危険物の量で規定されています。
    ・指定数量の10倍以下の製造所…3m以上です。
    ・指定数量の10倍以上の製造所…5m以上です。

5. × 危険物を取り扱うための採光、照明及び換気の設備を設ける必要があります。
    「採光のみ」ではないので誤りです。

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03

製造所の構造や設備は次のとおりです。
1 . 指定数量の10倍以上の危険物を取り扱う製造所は避雷設備を設けなければならない。
2 . 建築物は壁、柱、床、はり及び階段を不燃材料でつくること。
3 . 液体の危険物を取り扱う建築物の床は危険物が「浸透しない」構造とすること。
4 . 危険物を取り扱う工作物の周囲に空地を「保有する」。
5 . 危険物を取り扱うに必要な設備は「採光」「換気」「照明」などがあります。

液体危険物は漏れた場合に備え、床に傾斜を設けて貯留する設備が必要です。
空地は消防活動において必要とされる更地です。
可燃性ガスが滞留する恐れのある場合、電気設備は防爆構造とする必要があります。

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