危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問271
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問題
危険物 乙4の過去問/予想問題 問271 (訂正依頼・報告はこちら)
粉じん爆発について、正しいものはどれか。
- 粉じん爆発とは、不可燃性物質が粉体となって空中に浮遊しているとき、火源によって爆発することをいう。
- 密閉されている空間では、粉じん爆発は起こりにくい。
- 粉じんと空気が混合しその濃度が燃焼範囲内に収まっていない場合に粉じん爆発がおこる。
- 粉じん粒子が大きいとあまり浮遊しないので、粉じん爆発は起こりにくい。
- 有機物の粉じん爆発では、完全燃焼するため一酸化炭素は発生しない。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 . 「不可燃性物質」の部分が誤りです。
正しくは、「可燃性固体物質」が正解です。
2 . 誤りです。
密閉されている空間では、粉じん爆発は起こりやす
くなります。
選択肢3の解説にもある通り、粉じん爆発が発生す
るには、空間中に浮遊する粉じんの濃度が一定の範
囲内にある必要があります。
3 . 誤りです。
粉じんと空気が混合しその濃度が燃焼範囲内に収
まっていない場合に粉じん爆発は起こりません。
粉じん濃度が爆発可能な濃度の一番低いものを
爆発下限界、一番高いものを爆発上限界といいます。
4 . 正解です。
5 . 誤りです。
有機物の粉じん爆発では、不完全燃焼するため
一酸化炭素は発生しやすくなります。
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02
先に、粉じん爆発について整理します。
・可燃性物質が粉体となって空気中に浮遊しているとき、
粉体と空気(酸素)との接触面積が増えます。
そこに発火源があれば、粉じん爆発を起こします。
・可燃性蒸気と同様、粉じん爆発にも燃焼範囲があります。
次に、各選択肢について補足事項とともに説明します。
1. × 「不可燃性物質」が誤りです。
2. × 空気中に浮遊している粉じんの濃度には燃焼範囲があります。
濃度が薄まりやすい開放されている状態と比べると、
密閉されている状態の方がその燃焼範囲を維持しやすく、
結果として粉じん爆発が生じやすくなります。
3. × 燃焼範囲内に収まっていなければ、粉じん爆発は生じません。
燃焼により生じた熱が他の粉じんの分解を促進し、それが空気と
混合して燃焼、というサイクルが伝搬していくのが粉じん爆発です。
4. 〇 正しい内容です。
粉じんが浮遊しなければ、粉じんの濃度は燃焼範囲に入りにくく
なりますので、粉じん爆発も生じにくくなります。
5. × 空気と均一に混合されているわけではないので、不完全燃焼に
なりやすく、一酸化炭素が発生します。
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03
4 . 粉じん粒子が大きいとあまり浮遊しないので、粉じん爆発は起こりにくい。
です。
他の選択肢は次の点に誤りがあります。
1 . 粉じん爆発とは、「可燃性物質」の粉体により発生します。
2 . 粉じん爆発は 密閉されている空間で「起こりやすく」なります。
3 . 粉じん爆発は粉じんの濃度が燃焼範囲内に「収まっている」場合に発生します。
5 . 粉じん爆発では空気との混合濃度が均一でないため、不完全燃焼となり「一酸化炭素が発生」します。
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