危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問270

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問270 (訂正依頼・報告はこちら)

引火点に関する説明文について、次のうち正しいものはどれか。
  • 液体を加熱したとき、液体表面とともに液体内部からも気化するときの温度のことである。
  • 小さな点火炎により連続的に燃焼を始めるときの温度のことである。
  • 引火点は物質によって異なる値である。
  • 可燃物を空気中で加熱した場合、火源を近づけなくても自ら発火するときの最低の温度をいう。
  • 可燃性液体の濃度が、燃焼範囲の下限界を示す時の液温をいう。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

それぞれ、物質の「~点」の説明に近いので混同しやすいので、
各選択肢から整理しましょう。

1. × これは沸点の説明です。
  「液体内部からも気化」がポイントです。

2. × これは燃焼点の説明です。
  「燃焼」というキーワードが入っています。

3. 〇 まず引火とは、可燃性の物質が「他の」火や熱で燃える
   ことです。そして引火点とは、「可燃性液体が空気中で
   引火する濃度の蒸気を液面上に発生する最低の液温」の
   ことです。物質によって引火点は異なります。

4. × これは発火点の説明です。「発火」というキーワードが
   入っています。例えば灯油では、発火点が255℃、
   つまり液温が255℃になると発火します。

5. × 誤った内容です。
   引火点が「可燃性液体が空気中で引火する濃度の蒸気を
   液面上に発生する最低の液温」であることを考えると、
   「液体の濃度」「燃焼」というのが誤りであることが
   わかります。

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02

引火点について正しい説明は
3 . 引火点は物質によって異なる値である。
です。

他の選択肢は次の点に誤りがあります。
1 . 引火点とは液体を加熱したとき「液体表面のみ」で気化し、燃焼可能な濃度の蒸気を発生させる温度です。
2 . 連続的に燃焼を始めるときの温度を「燃焼点」といい、引火点より10℃程度高いのが一般的です。
4 . 火源を近づけなくても自ら発火するときの最低の温度は「発火点」いいます。
5 . 可燃性液体の濃度ではなく、「可燃性蒸気の濃度」が燃焼範囲の下限界を示す時の液温をいいます。

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03

正解は3です。

1 . 誤りです。
液体を加熱したとき、液体表面とともに
液体内部からも気化するときの温度を
沸点と言います。

2 . 誤りです。
小さな点火炎により連続的に燃焼を始めるときの
温度のことを燃焼点と言います。

3 . 正解です。

4 . 誤りです。
可燃物を空気中で加熱した場合、火源を近づけなく
ても自ら発火するときの最低の温度を発火点と言い
ます。

5 . 誤りです。
可燃性液体が燃焼範囲の下限値の濃度の蒸気を
発生する時の液体の温度を引火点といいます。

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