危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問269

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問269 (訂正依頼・報告はこちら)

酸素について、正しい説明文は次のうちどれか。
  • 酸素の同素体としてオゾンがあり、両者の性状はほぼ同じである。
  • 低温状態では、一部の貴金属や希ガス元素を除き、ほとんどすべての元素と反応する。
  • 実験室では触媒を利用し、水素を分解して作られる。
  • 液体酸素は赤褐色である。
  • 無色無臭で、空気より重い気体である。

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この過去問の解説 (3件)

01

酸素の性状について正しいのは
「無色無臭で、空気より重い気体である。」です。

他の選択肢は次の点に誤りがあります。

選択肢1. 酸素の同素体としてオゾンがあり、両者の性状はほぼ同じである。

酸素とオゾンは同素体ですが、両者の性状には違いがあります。一例として酸素は無色無臭ですが、オゾンは薄青色で刺激臭とともに毒性があります。

選択肢2. 低温状態では、一部の貴金属や希ガス元素を除き、ほとんどすべての元素と反応する。

他の元素と反応するのは「高温状態」です。発熱反応も起こします。

選択肢3. 実験室では触媒を利用し、水素を分解して作られる。

実験室での製造は「過酸化水素」を触媒で分解します。

選択肢4. 液体酸素は赤褐色である。

液体酸素の色は「薄青色」です。

選択肢5. 無色無臭で、空気より重い気体である。

正解です。

参考になった数194

02

酸素の主な性質をまとめておきます。
・無色無臭です。
・酸素自体は燃えません。物質の燃焼を助ける「支燃物」です。
・気体は無色ですが、液体は淡い青色を呈します。

各選択肢について補足事項とともに説明します。

選択肢1. 酸素の同素体としてオゾンがあり、両者の性状はほぼ同じである。

× 誤った内容です。
   酸素分子は酸素原子(O)が2つある(O2)のに対し、
   オゾンは酸素原子が3つある(O3)のが特徴です。
   他にも、気体が淡青色、特異臭を持つという違いがあります。

選択肢2. 低温状態では、一部の貴金属や希ガス元素を除き、ほとんどすべての元素と反応する。

× 誤りです。
   高温状態でほとんど全ての元素と反応します。

選択肢3. 実験室では触媒を利用し、水素を分解して作られる。

× 誤りです。
   実験室では過酸化水素(H2O2)を触媒(二酸化マンガンなど)で
   分解して作ります。

選択肢4. 液体酸素は赤褐色である。

× 誤りです。
   液体は淡青色です。

選択肢5. 無色無臭で、空気より重い気体である。

〇 正解です。
   空気は主に酸素と窒素からなる混合物で、無色無臭です。
   酸素は窒素より重いため、同じ体積で比べると
   酸素は空気より重くなります。

参考になった数76

03

正解は「無色無臭で、空気より重い気体である。」です。

選択肢1. 酸素の同素体としてオゾンがあり、両者の性状はほぼ同じである。

誤りです。
酸素とオゾンの主な違いは次の通りです。
化学式 酸素 O  オゾン O

気体の色 酸素 無色 オゾン淡青色 

におい 酸素 無臭 オゾン特異臭

選択肢2. 低温状態では、一部の貴金属や希ガス元素を除き、ほとんどすべての元素と反応する。

誤りです。
高温状態では、一部の貴金属や希ガス元素を除き、
ほとんどすべての元素と反応します。

選択肢3. 実験室では触媒を利用し、水素を分解して作られる。

誤りです。
過酸化水素を分解して作られます。

選択肢4. 液体酸素は赤褐色である。

誤りです。
液体酸素は淡青色です。

選択肢5. 無色無臭で、空気より重い気体である。

正解です。

参考になった数40