危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問281

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問281 (訂正依頼・報告はこちら)

法令上、運搬及び移送の基準において次の内、正しいものはどれか。
  • 危険物の運搬を行う際には運搬する危険物取扱者免状を所持した危険物取扱者が運転又は同乗しなくてはならない。
  • 第一類の危険物と第六類の危険物は混載して運搬することができる。
  • 危険物は運搬容器の90%以下の収納率で収納しなければならない。
  • 運搬及び移送の基準は積載する危険物の数量に関わりなく適応される。
  • 危険物を収納した容器を積み重ねることはできない。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は2です。

前提として、「運搬」と「移送」の違いを整理します。
・運搬…車両(トラックなど)によって危険物を運ぶこと。
    危険性が高いため、指定数量未満の危険物についても
    その技術基準が適用されます。
・移送…移動タンク貯蔵所(タンクローリー)によって危険物を運ぶこと。

各選択肢について補足事項とともに説明します。

1. × 危険物の運搬を行う際に、危険物取扱者の免状は不要です。

2. 〇 正しい内容です。
    混載OKの組み合わせは以下のとおりです。
    ・第1類、第6類
    ・第2類、第4類、第5類(どれか2つの組み合わせもOK)
    ・第3類、第4類
    なお、指定数量の10分の1以下であれば、どの類とも混載可能です。

3. × 「90%以下」の部分が誤りです。
   液体の危険物は98%以下、固体の危険物は95%以下の収納率と
   定められています。

4. × 「運搬」の場合は数量に関わらず適用されますが、
   「移送」であれば貯蔵所扱いのタンクローリーを用いていますので、
   指定数量に応じた取り扱いをします。

5. × 高さが3m以下であれば積み重ねられます。

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02

運搬や移送の基準で正しいものは
2 . 第一類の危険物と第六類の危険物は混載して運搬することができる。
です。
類の異なる危険物を一緒に運搬(混載)できる組み合わせは次のとおりです。
・第一類は第六類
・第二類は第四類、第五類
・第三類は第四類
・第四類は第二類、第三類、第五類
・第五類は第二類、第四類
・第六類は第一類

他の選択肢は次の点に誤りがあります。
1 . 危険物の「運搬」には危険物取扱者が「乗車しなくてもよい」とされています。

3 . 危険物の収納率は「固体が95%以下」、「液体が98%以下」とされています。

4 . 「移送」では指定数量未満の場合、消防法の規制は受けません。

5 . 運搬容器の積み重ねは「3m以下」とされています。

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03

正解は2です。

1 . 誤りです。
危険物の「運搬」だけであれば、
危険物取扱者の乗車は必要ありません。
危険物取扱者免状を所持した危険物取扱者が
運転又は同乗しなくてはならないのは、
移動タンク貯蔵所(タンクローリー)の
「移送」の場合です。
(消防法第16条の2、第16条の2)


2 . 正解です。
他にも第二類と第四類、他にも第二類
と第五類などがあり、法令により
混載に対応する組み合わせが定められています。
(危険物の規制に関する規則第46条、及び別表第4)

3 . 「危険物は運搬容器の90%以下」の部分が誤りです。
固体危険物は運搬容器の内容積の95%以下、
液体危険物は運搬容器の内容積の98%以下の収納率
であって、かつ、55℃の温度において漏れないよう
に収納する必要があります。
(危険物の規制に関する規則第43条の3)

4 . 誤りです。
法令上は、「品名又は指定数量を異にする二以上の
危険物を運搬する場合において、当該運搬に係るそ
れぞれの危険物の数量を当該危険物の指定数量で除
し、その商の和が一以上となるときは、指定数量以
上の危険物を運搬しているものとみなす。」となっ
ています。
(危険物の規制に関する政令 第30条第2項)

5 . 「積み重ねることはできない」の部分が誤りで
す。
正しくは、「積み重ねる高さは3m以下」です。
(危険物の規制に関する政令第29条7号、
危険物の規制に関する規則第46条の2)

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04

1.誤りです。
危険物取扱者免状を所持した危険物取扱者が運転又は同乗しなくてはならないのは、移動タンク貯蔵所において危険物を移送する際の規定です。

2.正解です。

3.誤りです。
危険物は個体で95%、液体で98%以下の収納率で収納しなくてはなりません。

4.誤りです。
指定数量の1/10以下の危険物については適応されません。

5.誤りです。
高さ3m以下であれば積み重ねて収納することができます。

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