危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問293

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問293 (訂正依頼・報告はこちら)

触媒による化学反応の説明として、次のうち正しいものはどれか。

  • 化学反応の活性化エネルギーを増加させる。
  • 反応時の温度変化は小さくなる。
  • 反応速度を速くする。
  • 反応後に触媒は分解される。
  • 化学反応の平衡に影響を及ぼす。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は反応速度を速くする。」です。

選択肢1. 化学反応の活性化エネルギーを増加させる。

誤りです。
触媒を使用すると化学反応の活性化エネルギーは小さくなります。

つまり、化学変化に必要なエネルギーが小さくなり、反応しやすくなります。

選択肢2. 反応時の温度変化は小さくなる。

誤りです。
触媒の有無により、反応時の温度変化は変わりません。

選択肢3. 反応速度を速くする。

正解です。

選択肢4. 反応後に触媒は分解される。

誤りです。
化学反応により、触媒そのものは変化しません。

選択肢5.

化学反応の平衡に影響を及ぼす。

誤りです。
化学反応の平衡に影響を及ぼしません。

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02

触媒による化学反応で正しいものは「反応速度を速くする。」です。
触媒とは、自身は変化せず化学変化の反応を速める物質をいいます。

選択肢1. 化学反応の活性化エネルギーを増加させる。

触媒を用いると反応速度が速まるため、化学反応を進行させるための活性化エネルギーは「減少」します。

選択肢2. 反応時の温度変化は小さくなる。

触媒による反応時の温度変化はありません。

選択肢4. 反応後に触媒は分解される。

触媒は反応の前後で変化しません。

選択肢5.

化学反応の平衡に影響を及ぼす。

触媒は化学反応の平衡には影響しませんが、平衡に至る時間を短くすることができます。

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03

正解は3です。

各選択肢について補足事項とともに説明します。

1. × 触媒によって活性化エネルギーを下げ、反応速度を上げることができます。

2. × 温度変化は化学反応前後の状態で決まり、間に入る
   活性化エネルギーの大小とは関係ありません。
   つまり、温度変化は触媒を使った場合でも変わりません。

3. 〇 正しい内容です。
   触媒は特定の化学反応に対して反応速度を速くすることができます。

4. × 化学反応において、触媒自体は変化しません。

5. × 可逆反応においては、正反応が進むと逆反応も生じ、やがて
   平衡になります。触媒によって反応速度が速くなると、
   平衡に至る時間も短縮されることになります。

参考になった数27

04

1.触媒は本来の経路よりも少ないエネルギーで反応を起こすので、活性化エネルギーは低下します。

2.反応時の温度変化は、物質の濃度の比率によって発生するので、触媒の濃度は温度変化には関与しません。

3.小さい活性化エネルギーで反応が進むため、反応速度は速くなります。

4.反応の前後で、触媒そのものには変化は起こりません。

5.触媒は化学変化のエネルギーをより小さくし、反応を速くする作用を起こします。

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