危険物取扱者試験 乙4の過去問 | 予想問題
乙4
問296

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問題

危険物 乙4の過去問/予想問題 問296 (訂正依頼・報告はこちら)

法令上、危険物の規制にかかわる体系として正しいものはどれか。
  • 危険物の貯蔵又は取り扱いの規制は、指定数量に関わらず、消防法によって定められている。
  • 指定数量以上の危険物を貯蔵・取り扱う場合、貯蔵所以外の場所でこれを貯蔵し、又は製造所、貯蔵所及び取扱所以外の場所でこれを取り扱ってはならない、と定めているのは市町村条例である。
  • 都道府県知事の承認を受ければ、指定数量以上の危険物を、10日以内の期間に限り、仮に貯蔵し、又は取り扱うことができる。
  • 製造所等を設置しようとする者は、その位置、構造及び設備を政令で定める技術上の基準に適合させ、市町村長等の許可を受けなければならない。
  • 指定数量未満の危険物の運搬を行う際は、技術上の基準に従う必要はない。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は4です。

1 . 誤りです。
指定数量未満の危険物は、市町村の火災予防条例に
おいて、貯蔵・取扱いの基準が規定されています。
(消防法第9条の4第2号)

2 .「市町村条例」の部分が誤りです。
正しくは、「消防法」です。
(消防法第10条)

3 . 「都道府県知事の承認」の部分が誤りです。
正しくは、「所轄の消防長または消防署長の承認」
です。(消防法第10条)

4 . 正解です。

5 . 「技術上の基準に従う必要はない」の部分が誤り
です。
正しくは、「技術上の基準に従う必要がある」です。
危険物の運搬、運搬方法の技術上の基準については
消防法第16条、危険物の規制に関する政令第30条に
定められています。

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02

正解は4です。

各選択肢について補足事項とともに説明します。

1. × 「消防法」の部分が誤りです。
    指定数量未満の危険物については、市町村の火災予防条例で
   規制されています。

2. × 「市町村条例」の部分が誤りです。
   指定数量以上の危険物の取扱いなどについては、消防法で
   規制されています。

3. × 「都道府県知事」の部分が誤りです。
   指定数量の危険物を10日以内、仮貯蔵し取り扱う場合には
   「消防長又は消防署長」の「承認」が必要です。

4. 〇 正しい内容です。
    製造所棟の設置および変更には、「市町村長」の「許可」が必要です。

5. × 「技術上の基準に従う必要はない」の部分が誤りです。
   「運搬」と「移送」をセットにして覚えておくといいでしょう。
   ・運搬…車両(トラックなど)によって危険物を運ぶこと。
       危険性が高いため、指定数量未満の危険物についても
       その技術基準が適用されます。
   ・移送…移動タンク貯蔵所(タンクローリー)によって危険物を運ぶこと。
   つまり、運搬であれば指定数量未満の危険物についてもその
   技術基準が適用されます。

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03

1.危険物の貯蔵又は取り扱いの規制は、指定数量以上の場合は消防法、指定数量未満の場合は市町村条例によって、技術上の基準が定められています。

2.指定数量以上の危険物の貯蔵・取扱いの制限等について定めているのは消防法です。

3.仮貯蔵において承認を受けるのは、所轄消防長又は消防署長です。

4.正解です。

5.危険物の運搬においては、数量に関係なく技術上の基準が定められています。

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04

危険物の規制にかかわる体系として正しいものは
4 . 製造所等を設置しようとする者は、その位置、構造及び設備を政令で定める技術上の基準に適合させ、市町村長等の許可を受けなければならない。
です。
製造所等の設置や変更の許可は市町村長等から受けます。

他の選択肢は次の点に誤りがあります。
1 .消防法(危険物の規制に関する政令)で定める貯蔵又は取り扱いの規制は「指定数量以上」のものです。

2 . 指定数量以上の危険物を貯蔵・取り扱いは「消防法」(危険物の規制に関する政令)により定められています。


3 . 貯蔵又は取り扱いの例外は「所轄消防長または消防署長」の承認が必要です。

5 . 危険物の運搬は「運搬する危険物の数量に関わらず」運搬の基準を守らなければいけません。

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