理容師の過去問
第29回
感染症 問11

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問題

第29回 理容師国家試験 感染症 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

微生物の増殖に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 細菌の増殖には、酸素が不可欠である。
  • 細菌の増殖に紫外線は、有害である。
  • ウイルスの増殖は、2分裂で行われる。
  • ウイルスの増殖には、有機物の栄養源が不可欠である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1細菌の増殖には、酸素が必要なものもあれば、必要のないものもいる。

2細菌の増殖に紫外線は、有害である。

3ウィルスの増殖は、2分裂ではない。細菌の分裂は2分裂である。

4ウィルスには、自分の体内に栄養素を取り込んで成長、増殖する機能がない。

参考になった数6

02

正解は2で正しい文章です。
1,3,4は間違った文章です。

解説

1.細菌の増殖には、酸素の存在が必要なもの、そうでないものがあります。

・酸素の存在が必要なものを好気性菌といいます。
 例:結核菌 百日咳菌等
・酸素の存在が有害な菌を嫌気性菌といいます。
 例:破傷風菌 炭そ菌等
・酸素の存在があってもなくてもいいものを通性嫌気性菌という。
 例:ブドウ球菌、大腸菌等

2.細菌の増殖に紫外線は、有害です。

3.ウイルスは2分裂では増殖できず、細菌は、菌体の2分裂で増殖が行われます。

4.ウイルスの増殖には、有機物の栄養源が不可欠です。生きた細胞内でのみ増殖一度分解され、その分解された成分が細胞内の有機物の栄養により成熟し、増殖されます。増殖されたウイルスは再び細胞外へ遊出します。

参考になった数3

03

正解:2
1→酸素が必要な好気性菌、酸素が有害となる嫌気性菌、あってもなくても関係のない通性嫌気性菌があります。
3→ウィルスは2分裂では増殖できません。生きた細胞内で発育し一度に沢山のウィルスを形成します。
4→ウィルスは細菌のように物質代謝ができず、発育・増殖が生きた細胞の中だけで行われます。

参考になった数1