理容師の過去問
第35回
公衆衛生・環境衛生 問10
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問題
第35回 理容師国家試験 公衆衛生・環境衛生 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
上下水道に関する次の組合せのうち、誤っているものはどれか。
- 上水道水としての適・不適水質基準による
- 浄水操作の最終の過程塩素消毒の実施
- 硬度が高い上水道水石けんの泡立ちが良い
- 下水処理後の放流水法による水質規制の実施
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
水質基準は、水道法に基づいて定められる「水道水が備えるべき要件」で、上水道の品質規格の適・不適の基準となります。
1は正しい説明です。
上水の供給過程は取水→導水→浄水→送水→配水で、この「浄水」の過程はいくつか方法がありますが、ろ過・沈殿のあと塩素による消毒が最終過程を経て配水されます。
2も正しい説明です。
水は、カルシウムやマグネシウムの含有量によって軟水・硬水に分類されますが、高度の高い硬水はシャンプーや石けんの泡立ちが悪くなります。
3が誤った説明です。
下水道から放流される水の水質については、下水道法や水質汚濁防止法、都道府県の条例によって厳しく規制されています。
4は正しい説明です。
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02
正解は3です。
1.上水道水としての適・不適
設問の通り、水道法第4条において定められている水質基準によります。
2.浄水操作の最終の過程
設問の通り、水源から活性炭処理、凝集・沈殿処理、ろ過、塩素消毒を経て送水されます。
3.硬度が高い上水道水
水道水は硬度が高いと泡立ちが悪くなるので間違いです。
硬度が高い水にはカルシウムやマグネシウムが多く、石けんと反応することで石けんカス(金属石けん)が発生します。
石けんカスは水に溶けないので、泡立ちにくくなります。
4.下水処理後の放流水
設問の通り、下水処理された水の放流は、下水道法による水質規制が定められています。
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03
×1.上水道水としての適・不適水質基準により、飲水としての敵・不適切を判断します。質問は、上下水道に関する、誤っているものを聞いているので、不正解です。
×2.浄水操作の最終過程では、塩素消毒の実施が行われています。質問は、上下水道に関する、誤っているものを聞いているので、不正解です。
〇3.硬度が高い上水道水は、石けんの泡立ちが悪くなります。石けん成分が、水の中に含まれるカルシウム・マグネシウムイオンと反応し、石けんカスが発生するためです。質問は、上下水道に関する、誤っているものを聞いているので、 3 が正解です。
×4.下水処理後の放流水法による、水質規制の実施がされています。下水道法により規制されています。質問は、上下水道に関する、誤っているものを聞いているので、不正解です。
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