問題
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次の血球のうち、血液凝固に深く関与するものはどれか。
1 .
赤血球
2 .
好中球
3 .
リンパ球
4 .
血小板
( 第36回 理容師国家試験 人体の構造及び機能 問22 )
血球に関する問題です。
赤血球は、酸素を運ぶ役割を持ちます。
好中球は、5種類ある白血球の1種類で、侵入してきた細菌などの殺菌を行うことで、感染を防ぐ役割を果たします。
リンパ球は、白血球の1種類で、チームを作ってウイルスなどの外敵や腫瘍などの異物を攻撃します。
血液に含まれる細胞成分の一種で、 血栓の形成に中心的な役割を果たし、血管壁が損傷した時に、その傷口を塞ぐ役割をします。
血液凝固に深く関与しているので正解です。
正解は4です。
血液の構成は血漿成分が55%と血液成分が45%になっていて、その血液成分の99%は赤血球であとの1%は血小板と白血球です。
赤血球は血液の細胞成分中最も多い血球成分で、その赤血球に含まれるヘモグロビンは、体中に酸素を送り届け二酸化炭素を持ち帰る働きをしています。
赤血球は血液凝固には関わっていません。
好中球は白血球の一種で、貪食作用が強く細菌や真菌の感染から体を守っています。
好中球も血液凝固には関わっていません。
リンパ球も白血球の一種で、NK細胞、T細胞、B細胞に分かれていて、ウイルスや細菌などの抗原を発見したり危険かどうか判断して攻撃したりする免疫機能を担っています。
リンパ球も血液凝固には関わっていません。
血小板は赤血球や白血球よりも数が少ない小さな粒子で、出血する部分に集まり血のかたまり(血栓)をつくる血液凝固という作用で、血管の損傷を修復する働きを持っています。
血小板が血液凝固に関わっています。