理容師の過去問
第37回
衛生管理技術 問17
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問題
第37回 理容師国家試験 衛生管理技術 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
理容師法施行規則に定められている消毒法に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- カットに用いた、血液が付着していないはさみの消毒は、エタノールが76.9~81.4%の水溶液を含ませた綿又はガーゼで器具の表面を拭く。
- 整髪に用いた、血液が付着したくしの消毒は、次亜塩素酸ナトリウムが0.1%以上である水溶液中に10分間以上浸す。
- 顔剃りに用いた、血液が付着していないかみそりの消毒は、20分間以上1㎡当たり85マイクロワット以上の紫外線を照射する。
- 顔の清拭に用いた、血液が付着した蒸しタオルの消毒は、沸騰後2分間以上煮沸する。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
① 血液が付着した疑いのある器具およびかみそりの消毒
・煮沸消毒:沸騰後2分間以上煮沸
・消毒用エタノール:76.9~81.4%液中に10分間以上浸す
・次亜塩素酸ナトリウム:0.1%以上の液中に10分間以上浸す
② 血液が付着していない器具の消毒
・消毒用エタノール:76.9~81.4%液を含ませたもので拭く
・逆性石けん:0.1~0.2%液中に10分間以上浸す
・紫外線消毒:85μw/cm²以上で 20分間以上照射
・蒸気消毒:80℃超10分間以上接触
・グルコン酸クロルヘキシジン:0.05%以上の液中に10分間以上浸す
・次亜塩素酸ナトリウム:0.01%~0.1%の液中に10分間以上浸す
・両性界面活性剤:0.1%~0.2%の液中に10分間以上浸す
・①の方法
カットに用いた血液が付着していないはさみの消毒には、②の消毒用エタノール(76.9~81.4%)で表面を拭く方法が適しています。
1は正しい説明です。
整髪に用いた血液が付着したくしの消毒には、①の0.1%以上の次亜塩素酸ナトリウム液中に10分間以上浸す方法が適しています。
2も正しい説明です。
顔剃りに用いた血液が付着していないかみそりの消毒には、②の85μw/cm²以上で 20分間以上照射する紫外線消毒は適していません。
3が誤った説明です。
顔の清拭に用いた血液が付着した蒸しタオルの消毒には、①の沸騰後2分間以上煮沸する消毒法が適しています。
4は正しい説明です
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02
正解は【3】です。
1 . 設問の通り、血液が付着していないはさみの消毒は、エタノールが76.9~81.4%の水溶液を含ませた綿又はガーゼで器具の表面を拭くので正解です。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液は金属を錆びさせるので適していません。
2 . 設問の通り、整髪に用いた血液が付着したくしの消毒は、次亜塩素酸ナトリウムが0.1%以上である水溶液中に10分間以上浸すので正解です。
熱に弱い材質でできたくしの場合、煮沸消毒は適しません。
3 . かみそりの消毒は血液付着の有無に関わらず、
・煮沸消毒ー沸騰後2分間煮沸する
・エタノール消毒ー76.9%~81.4%エタノール液中に10分間以上浸す
以上に限られます。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液での消毒は金属を錆びされるので、適しません。
4 . 設問の通り、顔の清拭に用いた血液が付着した蒸しタオルの消毒は、廃棄又は血液が付着した器具の消毒と同じ方法が用いられるので正解です。
・沸騰後2分間以上煮沸する
・76.9%~81.4%エタノール液中に10分間以上浸する
・0.1%次亜塩素酸ナトリウム液中に10分間浸す
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03
かみそりは皮膚に接する器具であり、血液付着の有無に関わらず、紫外線消毒は適していません。
規定されている消毒方法は、
・エタノール消毒(76.9~81.4%の水溶液に10分間以上浸ける)
・煮沸消毒(沸騰後2分間以上煮沸する) です。
※刃物類は次亜塩素酸ナトリウムの消毒には適してません。
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