理容師の過去問
第37回
理容の物理・化学 問40

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問題

第37回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

油脂に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  油脂は、脂肪酸とグリセリンのエステルである。
b  石けんは、油脂を塩化カリウムでけん化してつくる。
c  ヒマシ油は、動物性の油脂である。
d  油脂が酸素や日光の働きにより変質することを酸敗という。
  • aとb
  • bとc
  • cとd
  • aとd

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

油脂は、天然由来の脂肪酸と3価のアルコールの一種であるグリセリンエステル化合物です。

aは正しい説明です。

石けんの製法は大きく分けて2種類あり、アルカリ(水酸化ナトリウムや水酸化カリウム)を油脂と反応させる「けん化法」と、アルカリ(水酸化ナトリウムや水酸化カリウム)を脂肪酸と反応させる「中和法」とがあります。

bは誤った説明です。

ひまし油は、トウダイグサ科のトウゴマ(ひま)の種子から抽出する植物油の一種です。

cも誤った説明です。

油脂が酸素日光によって酸化・分解されて変質することを酸敗といいます。

dは正しい説明です。

aとdが正しい組み合わせです。

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02

正解は【4】です。

a:油脂は、脂肪酸とグリセリンのエステルなので正解です。

b:石けんは、油脂を【水酸化ナトリウム】や【水酸化カリウム】などの塩基でけん化してつくるので間違いです。

c:ヒマシ油は、トウゴマの種子から採取する【植物油】なので間違いです。

d:油脂が酸素や日光の働きにより変質することを酸敗というので正解です。
色・味・においなどが変化して酸味を呈します。

選択肢aとdが正しいので、答えは4になります。

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03


正解は、 4 です。

〇a. 油脂は、脂肪酸とグリセリンのエステルです。

×b. 石けんは、油脂を水酸化ナトリウム溶液で、けん化(鹸化)します。

×c. ヒマシ油は、植物性の油脂です。ヒマ(トウゴマ)という植物の種子から抽出されています。

〇d. 油脂が、酸素や日光の働きにより変質することを酸敗といいます。

質問は、油脂に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれかきいています。 a と d が正しい記述ですので、 4 が正解です。

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