理容師の過去問
第39回
皮膚科学 問29

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問題

第39回 理容師国家試験 皮膚科学 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

皮膚と皮膚付属器官の保健に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 皮膚の健康に必要な栄養は、常に皮膚表面から与えられる外用剤によって補われる。
  • 乾皮に使用する保湿剤は、入浴後の皮膚に水分が残っている間に塗布するとよい。
  • 爪を切る際は、爪を深く切りすぎて爪床や指先に炎症を起こさないようにすることが重要である。
  • 円形脱毛症の原因の一部には、精神的ストレスがある。

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この過去問の解説 (3件)

01

皮膚と皮膚付属器官の保健に関する問題です。

選択肢1. 皮膚の健康に必要な栄養は、常に皮膚表面から与えられる外用剤によって補われる。

誤っています。

皮膚の健康に必要な栄養の大部分は、食事から摂取する栄養素が血液によって運ばれて皮膚に届けられます。ビタミン、ミネラルのほか、タンパク質も肌の栄養に欠かせない大事な栄養素です。

選択肢2. 乾皮に使用する保湿剤は、入浴後の皮膚に水分が残っている間に塗布するとよい。

正しいです。

入浴後は肌の水分が失われやすいといわれています。入浴後、15分以内に適切な保湿ケアを行うことが大切です。お肌に水分が残っているうちに保湿できると良いでしょう。

選択肢3. 爪を切る際は、爪を深く切りすぎて爪床や指先に炎症を起こさないようにすることが重要である。

正しいです。

爪床(そうしょう)には細かい毛細血管が集まっています。爪を深く切りすぎてしまうと、爪床や指先が露出してしまい、外傷や感染にかかりやすくなってしまいます。

選択肢4. 円形脱毛症の原因の一部には、精神的ストレスがある。

正しいです。

円形脱毛症は、精神的ストレスや肉体的ストレス、体質的な要因もあるとされています。

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02

正解は1です。

食物を摂取することで得た栄養素が血管を通じて皮膚に届けられ、皮膚を健康に保っています。

1が誤った説明です。

カサカサした皮膚「乾皮」は、保湿剤を入浴後まだ水分が肌に残っている状態で塗布すると効果的です。

2は正しい説明です。

爪を深く切りすぎると、爪床指先の皮膚を傷つけて炎症を起こしてしまうこともあるので注意が必要です。

3も正しい説明です。

円形脱毛症の原因は近年では自己免疫疾患によるものと言う説が有力ですが、その免疫機能の異常を発生させる要因のひとつがストレスです。

4も正しい説明です。

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03

正解は1です。

1 . 皮膚が生育していくのに必要な栄養は食物からとることができます。

2 . 乾皮は保水機能のバランスが崩れ、異常になった状態です。
入浴後の皮膚に水分が残っている間に保湿剤を塗布するとよいです。

3 . 爪を切る際は、爪を深く切りすぎて爪床や指先に炎症を起こさないようにすることが重要です。

4 . 円形脱毛症の原因は不明ですが、ストレスが加わると発症することがわかっています。(免疫異常)

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