理容師の過去問
(旧)第41回
理容の物理・化学 問40

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問題

(旧)第41回 理容師国家試験 理容の物理・化学 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

ヘアマニキュアに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • ヘアマニキュアは、酸性染毛料とも呼ばれる。
  • 酸性染料は、水に溶かすとプラスの電気を帯びる。
  • 毛髪内では、酸性染料とケラチンタンパク質とが電気的に引き合っている。
  • ヘアマニキュアには、脱色作用がない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は酸性染料は、水に溶かすとプラスの電気を帯びる。です。

選択肢1. ヘアマニキュアは、酸性染毛料とも呼ばれる。

ヘアカラーは、医薬部外品の染毛剤(永久染毛剤、脱色剤・脱染剤)と化粧品の染毛料(半永久染毛料、一時染毛料)に分かれています。

ヘアマニキュアは、化粧品の染毛料の中の半永久染毛料に分類され、酸性染毛料とも呼ばれています。

正しい説明です。

選択肢2. 酸性染料は、水に溶かすとプラスの電気を帯びる。

ヘアマニキュアが染まる原理は、酸で毛髪を酸性にして+イオンを増やすことで、水に溶かすとマイナスの電荷を帯びる酸性染料を染着しやすくしています。

誤った説明です。

選択肢3. 毛髪内では、酸性染料とケラチンタンパク質とが電気的に引き合っている。

毛髪は健康な状態(pH4.5~5.5)では+イオンと-イオンが釣り合った状態です。

酸性にすることで毛髪内のケラチンタンパク質+イオン)と髪表面の酸性染料-イオン)とが電気的に引き合い染着します。

正しい説明です。

選択肢4. ヘアマニキュアには、脱色作用がない。

ヘアマニキュアは染毛剤とは違い、メラニン色素脱色する作用がありません

そのため髪色を明るくすることができません。

正しい説明です。

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02

答えは2です。

【ヘアマニキュア】とは、
半永久染毛料の一つで、別名、酸性染毛料といいます。

ヘアマニキュアの仕組みは、酸性染料が、キューティクルとコルテックルの浅いところに、毛髪ケラチンとイオン結合して染まります。
その為、汗やシャンプーで色落ちしやすく、脱色作用がないので明るくなりません。
毛髪の痛みはほとんどありません。

1.
ヘアマニキュアは酸性染毛料ともいいます。
よって、正しいです。

2.
酸性染料はマイナスの電気(マイナスイオン)をもった染料で、毛髪内にあるプラスの電気(プラスイオン)とイオン結合することで、着色します。
酸性染料を水に溶かすとマイナスの電気を帯びます。
よって、(プラス)→(マイナス)の間違いです。

3.
2のところで記述した通り、酸性染料と毛髪内のケラチンタンパク質がイオン結合(電気的結合)します。
よって、正しいです。

4.
ヘアマニキュアは脱色作用はありません。
よって、正しいです。

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03

正解は2です。

1 . ヘアマニキュアやカラーリンスは、酸性染毛料とも呼ばれます。

2 . 酸性染料は、水に溶かすとマイナスの電気を帯びます。

3 . 毛髪内では、酸性染料とケラチンタンパク質とが電気的に引き合っています。
※ケラチンタンパク質はプラスの電気を帯びています。

4 . ヘアマニキュアには、脱色作用はありません。

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