理容師の過去問
第42回
関係法規・制度及び運営管理 問7

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問題

第42回 理容師国家試験 関係法規・制度及び運営管理 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

保健所に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 保健所を設置できるのは、都道府県と市町村である。
  • 保健所の事業の一つとして、感染症その他の疾病の予防に関する事項がある。
  • 保健所の事業には、歯科保健に関する事項は含まれていない。
  • 保健所の事業の一つとして、理容所の経営指導がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

答えは2です。

【保健所】とは、

地域における疾病の予防、健康増進、環境衛生などの公衆衛生活動の重要な機関です。

保健所の事業は14項あります。

・地域保健の普及

・人口動態統計

・栄養の改善

・環境衛生(理容所の衛生管理も含む)

・医事薬事

・保健師

・公共医療事業の向上

・母子と老人の保健

・歯科保健

・精神保健

・特殊な疾病のため長期の療養が必要な人の為の保健

・伝染病の予防

・衛生上の検査

・地域住民の健康の増進

1、

(保健所の設置)

保健所を設置できるのは、

・都道府県

・政令指定都市(人口50万人以上の市)

・東京都の特別区(東京23区)になります。

市町村では、保健所を作ることは出来ません。

よって、(都道府県と市町村)→(都道府県と政令指定都市と東京特別区)の間違いです。

2、

保健所の事業に、エイズ、結核、性病、伝染病その他の疾病の予防に関する事項があります。

よって、正しいです。

3、

保健所の事業に、歯科保健に関する事項があります。

よって、(含まれていない)→(含まれている)の間違いです。

4、

保健所の事業に、理容室の環境衛生について含まれる事項はあります。

保健所は、理容所の衛生管理の実施状況を指導、監督するために、立入検査を行います。

しかし、経営指導については関係ありません。

よって、(経営指導がある)→(経営指導はない)の間違いです。

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02

答えは2です。

【保健所】とは

地域住民の健康や衛生を支える公的機関の一つであり

保健所の業務は次の14項目あります。

(理容に関することは④のその他に含まれる。)

①地域保健に関する思想の普及向上

②人口動態統計その他地域保健に関する統計

③栄養の改善および食品衛生に関する事項

④住宅、水道、下水道、廃棄物の処理、清掃その他の環境の衛生に関する事項

⑤医事および薬事に関する事項

⑥保健師に関する事項

⑦公共医療事業の向上および増進に関する事項

⑧母性および乳幼児ならびに老人の保健に関する事項

⑨歯科保健に関する事項

⑩精神保健に関する事項

⑪治療方法が確立していない疾病、その他の特殊の疾病により長期に療養を必要とする者の保健に関する事項

⑫感染症その他の疾病の予防に関する事項

⑬衛生上の試験および検査に関する事項

⑭その他地域住民の健康の保持および増進に関する事項

1、

保健所を設置できるのは、地域保健法に基づき

・都道府県

・特別区

・保健所設置市(政令指定都市、中核市、施行時特例市)

です。

よって、(都道府県と市町村)→(都道府県と特別区と保健所設置市)の間違いです。

2、

保健所の事業に「感染症とその他の疾病の予防に関する事項」があります。

よって、正しいです。

3、

保健所の事業に「歯科保健に関する事項」があります。

よって、(含まれていない)→(含まれている)

の間違いです。

4、

④住宅、水道、下水道、廃棄物の処理、清掃その他の環境の衛生に関する事項

(理容に関することは、その他に含まれます)

と、衛生に関する事業はありますが

理容所の経営指導は事業にありません。

よって、(経営指導がある)→(経営指導はない)

の間違いです。

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03

正解は2です。

1 .保健所を設置できるのは、都道府県と政令市及び東京都の特別区(23区)です。

2 .保健所の事業の一つとして、感染症その他の疾病の予防に関する事項があります。

※結核・エイズなどの感染症対策や予防接種などです。

3 .保健所の事業には、母子保健で歯科健康診査があります。

4 .理容所は保健所の行う事業のうち、環境衛生の事項に含まれます。

開設の際の検査確認や立入検査などが行われますが、経営指導は行いません。

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