理容師の過去問
第42回
公衆衛生・環境衛生 問3

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問題

第42回 理容師国家試験 公衆衛生・環境衛生 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

喫煙に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 受動喫煙は、小児ぜんそくの危険性を増す。
  • 男性の喫煙率は、年々増加の傾向にある。
  • 妊婦の喫煙は、低出生体重児の危険性を増す。
  • たばこの煙には、発がん物質や発がん促進物質が含まれている。

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この過去問の解説 (3件)

01

答えは2です。

【喫煙のリスク】
タバコの煙には、主流煙と副流煙に分かれます。
どちらの煙にも、有害な成分があります。
その成分は、4000種類の化学物質を含み、60種類以上の発がん性物質や発がん性促進物が含まれています。


1、
受動喫煙とは、自分の意志とは関係なく副流煙を吸い込むことを言います。
受動喫煙によって子どもが受けるリスクは、
・乳幼児突然死症候群
・喘息
・呼吸器低下
・中耳の病気
・虫歯
などです。

受動喫煙によって、小児喘息のリスクは上がります。
よって、正しいです。

2、
男性の喫煙率 1965年82.3%
       1990年60.5%
       2015年31.0%

男性の喫煙率は年々減少しています。
よって、(増加の傾向)→(減少の傾向)の間違いです。

3、
女性(妊婦)の喫煙のリスクは、
・妊娠する能力の低下
・早期破水
・胎盤異常
・早産
・胎児の成長の制限
・低出生体重
・乳児突然死症候群
などです。

妊婦の喫煙によって、低出生体重児のリスクは高くなります。
よって、正しいです。

4、
タバコの煙には、発がん性物質や発がん促進物質が含まれています。
よって、正しいです。

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02

正解は2です。

1 .受動喫煙は、小児ぜんそくの危険性を増します。
また、肺がん、呼吸器疾患、心疾患などの危険率も高くなります。

2 .男性の喫煙率は、年々低下傾向であるが、諸外国に比べて高いです。

3 .妊婦の喫煙は、低出生体重児の危険性を増します。また、早産や妊娠合併症の 危険率も高くなります。

4 .たばこの煙には、60種類以上の発がん物質や発がん促進物質が含まれています。

参考になった数0

03

答えは2です。

【喫煙による健康影響】
たばこを吸うことによる健康影響には
煙が直接触れる口や喉や肺以外にも多くのものがあります。
がん・循環器・呼吸器・妊娠への影響といった広範な健康影響が喫煙により引き起こされます。

1、
「小児喘息」はホコリやダニ、インフルエンザウイルス、ペットの毛などアレルゲンが要因となり
慢性的に気管・気管支が炎症を起こすことで発症し
呼吸困難になったり息切れの症状が起こります。
タバコ自体はアレルゲンではなく発症の原因にはなりませんが
受動喫煙は小児の喘息の症状を悪化させることがよくあります。
よって、正しいです。

2、
「2018年全国たばこ喫煙者率調査」によると
成人男性の平均喫煙率は27.8%でした。
ピーク時(1966年)の83.7%から半世紀を経て
約3分の1まで減少しました。
男性の喫煙率は年々減少しています。
よって
(増加の傾向)→(減少の傾向)の間違いです。

3、
女性(妊婦)の喫煙は
・妊娠する能力の低下
・早期破水
・前置胎盤
・胎盤異常
・早産や妊娠期間の短縮
・胎児の成長が制限
・低出生体重
の原因となります。
妊婦の喫煙によって、低出生体重児の危険性を増します。
よって、正しいです。

4、
たばこの煙には60種類以上の発がん物質が含まれています。
よって、正しいです。

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