理容師 過去問
第43回
問18 (感染症 問3)

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問題

理容師 国家試験 第43回 問18(感染症 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

芽胞に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • ウイルスは芽胞を作る。
  • 芽胞は熱や乾燥に強い。
  • 結核菌は芽胞を作る。
  • 細菌は芽胞を作ると栄養型になる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

芽胞は生育環境が悪化した時に一部の細菌がつくる耐久性・抵抗性の高い細胞構造です。

芽胞を産生するのは破傷風菌や炭疽菌、ボツリヌス菌などの一部の細菌のみでウイルスは芽胞を産生しません

1は誤った説明です。

芽胞は煮沸(熱)や冷凍処理乾燥アルコール消毒でも完全には死滅しないため、より強い殺菌方法が必要になります。

2が正しい説明です。

結核菌は5分間の煮沸が必要なほど抵抗性の高い細菌ですが芽胞の産生は行いません

3は誤った説明です。

細菌が芽胞を形成すると新たに分裂・増殖は行わない状態となり、通常の菌体の栄養型・増殖型に対して耐久型・休眠型と呼ばれています。

4も誤った説明です。

参考になった数5

02

芽胞に関する問題です。

芽胞は、極めて耐久性の高い細胞構造です。

一部の細菌が形成します。

選択肢1. ウイルスは芽胞を作る。

誤りです

ウイルスは、タンパク質と核酸からなる粒子です。

芽胞は作りません。

選択肢2. 芽胞は熱や乾燥に強い。

正しいです。

芽胞は通常の細菌と比べて、極めて高温や乾燥に強いです。

選択肢3. 結核菌は芽胞を作る。

誤りです。

結核菌は、抗酸菌と呼ばれる細菌群の一種です。

芽胞は作りません。

選択肢4. 細菌は芽胞を作ると栄養型になる。

誤りです。

芽胞の状態では増殖を行うことは出来ませんが、

菌体が生存に適した環境になったときに増殖を行います。

この増殖を行える菌のことを栄養型といいます。

芽胞は耐久型(休眠型)です。

参考になった数1

03

【芽胞】とは、

細菌が、生長しにくい環境になると、菌体の中に作ります。

芽胞の状態では生育できません。

生長しやすい環境になると、芽胞に水分を送り発育し、増殖をします。

芽胞は、熱や乾燥にとても強いです。

選択肢1. ウイルスは芽胞を作る。

ウイルスは芽胞を作りません。

一部の細菌のみ芽胞を作ります。

よって、(芽胞を作る)→(芽胞を作らない)の間違いです。

選択肢2. 芽胞は熱や乾燥に強い。

芽胞は、とても熱や乾燥に強いです。

よって、正しいので、これが正解になります。

選択肢3. 結核菌は芽胞を作る。

結核菌は芽胞を作りません。

芽胞を作る細菌は、主に炭疽菌や破傷風菌です。

よって、(芽胞を作る)→(芽胞を作らない)の間違いです。

選択肢4. 細菌は芽胞を作ると栄養型になる。

細菌の栄養型とは、増殖を行える菌のことをいいます。

一方、芽胞を作った細菌は休眠状態になり、芽胞のことを耐久型や休眠型といいます。

よって、(栄養型になる)→(休眠状態になる)の間違いです。

参考になった数1