理容師の過去問
第44回
衛生管理技術 問2
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問題
第44回 理容師国家試験 衛生管理技術 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
理容所で行う血液が付着している器具の消毒に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 1cm2あたり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する。
b 消毒用エタノールを含ませたガーゼで表面を拭く。
c 0.1%以上の次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間以上浸す。
d 沸騰後2分間以上煮沸する。
a 1cm2あたり85マイクロワット以上の紫外線を20分間以上照射する。
b 消毒用エタノールを含ませたガーゼで表面を拭く。
c 0.1%以上の次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間以上浸す。
d 沸騰後2分間以上煮沸する。
- aとb
- bとc
- cとd
- aとd
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
「理容所及び美容所における衛生管理要領について」を見ると、「紫外線消毒器内の紫外線灯より85μW/cm2以上の紫外線を連続して20分間以上照射する」と「76.9v/v%~81.4v/v%エタノール液(消毒用エタノール)を含ませた綿若しくはガーゼで器具表面をふく」
のは【かみそり以外の器具で血液が付着している疑いのないもの】の消毒の手順です。
aとbは間違った説明です。
「0.1%次亜塩素酸ナトリウム液(有効塩素濃度1,000ppm)中に10分間浸す」と「沸騰してから2分間以上煮沸する」は【かみそり及びかみそり以外の器具で、血液の付着しているもの又はその疑いのあるもの】の消毒の方法として挙げられているものですから、cとdが正しい説明となります
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02
器具の消毒に関する問題です。
a. 誤りです。
血液の付着及びその疑いのある器具の消毒には、紫外線消毒は使えません。
結核菌やウイルスには有効な消毒法です。
b. 誤りです。
消毒用エタノールをふくませたガーゼで表面を拭くのは適していません。
かみそりと血液の付着した器具及びその疑いのあるものは、10分間以上器具を浸します。
c. 正しいです。
血液が付着した及びその疑いのある器具には、0.1%以上の次亜塩素酸ナトリウム水溶液に10分間以上浸します。
それ以外のものには、0.01%以上の次亜鉛酸ナトリウム水溶液に10分間以上浸します。
d. 正しいです。
かみそりや血液が付着した器具及びその疑いのあるものに、煮沸消毒が適用できます。
沸騰後2分間以上、対象物が完全に水没している状態で煮沸して消毒します。
煮沸消毒は、多くの細菌やウイルスは死滅しますが、芽胞は殺菌できません。
cとdが正しい組み合わせです。
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03
血液が付着している場合と付着している疑いのない場合で器具の消毒の仕方が異なります。
血液が付着している器具の消毒方法は全部で3パターンです。
【血液が付着している器具の消毒方法】
・煮沸消毒…沸騰後2分以上煮沸する。
・エタノール消毒…76.9%~81.4%エタノール液中に10分間以上浸す。
・次亜塩素酸ナトリウム消毒…0.1%次亜塩素酸ナトリウム液中に10分間以上浸す。
以上を踏まえて問題を見てみましょう。
こちらは誤りです。
a.bともに血液が付着している疑いのない器具の消毒方法です。
こちらも誤りです。
bは血液が付着している疑いのない器具の消毒方法です。
cは冒頭に記載した血液が付着している器具の消毒方法です。
こちらが正解です。
c.dともに冒頭に記載した血液が付着している器具の消毒方法です。
こちらは誤りです。
dは冒頭に記載した血液が付着している器具の消毒方法です。
aは血液が付着している疑いのない器具の消毒方法です。
血液が付着している器具の消毒方法は血液が付着している疑いのない器具の消毒方法に対して殺菌効果の高いものが多く、消毒薬の濃度も濃く設定されています。
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