理容師の過去問
第44回
衛生管理技術 問5
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問題
第44回 理容師国家試験 衛生管理技術 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
10%逆性石けん液から0.1%逆性石けん水溶液を調製する方法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 10%逆性石けん液1mLに、水499mLを加える。
- 10%逆性石けん液1mLに、水99mLを加える。
- 10%逆性石けん液1mLに、水49mLを加える。
- 10%逆性石けん液1mLに、水9mLを加える。
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この過去問の解説 (3件)
01
水溶液の調製方法に関する問題です。
10%の逆性石けん液を希釈して、0.1%の逆性石けん水溶液にしたいので、100倍希釈します。
(10%÷0.1%=100→100倍希釈)
10%逆性石けん液1㎖と水99㎖を足すと100㎖になります。
(10%逆性石けん水溶液1㎖+99㎖=100)
100㎖÷1㎖=100 ≒ 1㎖+99㎖=100
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02
こちらは以下の計算式で解くことが出来ます。
原液の濃度(%)×薬液量(ml)=希釈水溶液の濃度(%)×希釈水溶液量(ml)[※希釈水溶液量は薬液量+希釈水の合計です]
こちらを踏まえて問題文を見ていきましょう。
こちらは誤りです。
希釈水溶液の濃度をAとして、上記の式に当てはめると、
式:10/100×1=A/100×(1+499)
→1/10=5A
→1/50=A
→A=0.02
となり、0.02%の逆性石けん水溶液が出来ることがわかります。
こちらが正解です。
希釈水溶液の濃度をAとして、上記の式に当てはめると、
式:10/100×1=A/100×(1+99)
→1/10=A
→A=0.1
となり、0.1%の逆性石けん水溶液が出来ることがわかります。
こちらは誤りです。
希釈水溶液の濃度をAとして、上記の式に当てはめると、
式:10/100×1=A/100×(1+49)
→1/10=A/2
→1/5=A
→A=0.2
となり、0.2%の逆性石けん水溶液が出来ることがわかります。
こちらも誤りです。
希釈水溶液の濃度をAとして、上記の式に当てはめると、
式:10/100×1=A/100×(1+9)
→1/10=A/10
→A=1
となり、1%の逆性石けん水溶液が出来ることがわかります。
公式だけ覚えればいいので、何度か公式に数字を当てはめて解く練習をしてみましょう。
練習を重ねるうちに公式も覚えていけるはずです。
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03
正解は2です。
0.1%の逆性石けん水溶液を調製するには、逆性石けん原液を1000倍に希釈する必要があります。
希釈する逆性石けん液の濃度が10%ですから、すでに10倍に薄められていますので、100倍に希釈することで0.1%逆性石けん水溶液をつくることができます。
逆性石けん液1mlを100倍するには、1mLの10%逆性石けん液に99mlの水を加えれば100mlの0.1%逆性石けん水溶液が調製できます。
ちなみに・・・
1 .10%逆性石けん液1mLに、水499mLを加える→0.02%
3 .10%逆性石けん液1mLに、水49mLを加える→0.2%
4 .10%逆性石けん液1mLに、水9mLを加える→1%
となり誤った濃度の逆性石けん水溶液ができてしまいます。
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