理容師の過去問
第44回
人体の構造及び機能 問4

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問題

第44回 理容師国家試験 人体の構造及び機能 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、内耳に含まれないものはどれか。
  • 蝸牛(かぎゅう)
  • 鼓膜
  • 前庭
  • 半規管

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この過去問の解説 (3件)

01

耳は、外耳・中耳・内耳に分かれます。

内耳は、耳管・半規管・前庭・蝸牛に分類されます。

選択肢1. 蝸牛(かぎゅう)

含まれます。

鼓室で増幅された音は蝸牛に伝えられます。

蝸牛の入り口では高い音、奥では低い音に反応します。

※鼓室・・・3つの耳小骨があり、鼓膜で受け取った音の振幅を大きくする働きがあります。

選択肢2. 鼓膜

含まれません。

鼓膜は、外部からの音が届く部分です。

中耳に含まれます。

選択肢3. 前庭

含まれます。

前庭は、卵形嚢と球形嚢からなります。

頭の傾きを感じ取ることができます。

選択肢4. 半規管

含まれます。

半規管は、体の回転、方向を感じ取ることができます。

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02

耳は「外耳」「中耳」「内耳」と大きく3つの部位に分かれます。

こちらは家に例えると覚えやすいかと思います。

外耳(耳介・外耳道)」がマンションの入り口から共用部分。

中耳(鼓膜・耳小骨)」が自宅の玄関。

内耳(三半規管・前庭・蝸牛)」が家の中。

以上を元に問題を見てみましょう。

選択肢1. 蝸牛(かぎゅう)

こちらは誤りです。

蝸牛内耳に含まれます。

蝸牛の働きは、音の振動を電気信号に変えて蝸牛神経を通して脳に伝えることです。

選択肢2. 鼓膜

こちらが正解です。

鼓膜中耳に含まれます。

鼓膜の働きは、主に音の振動を増幅させるために耳小骨に伝えることです。耳小骨に伝わることで音の振動は約3倍に増幅します。

選択肢3. 前庭

こちらは誤りです。

前庭内耳に含まれます。

前庭の働きは平衡感覚の中でも直線方向の動きや重力を感じ取り、身体のバランスを取ることです。

選択肢4. 半規管

こちらも誤りです。

半規管内耳に含まれます。

一般に三半規管といわれる部位ですが、これは3つの半規管の総称です。

三半規管の働きは平衡感覚の中でも上下左右、縦横の回転を感じ取り、身体のバランスを取ることです。

まとめ

内側にある器官ほど、より重要な役割を果たしていることがわかります。

参考になった数1

03

正解は2です。

耳の器官は外側から内側に向かって「外耳」「中耳」「内耳」の3つの部分に分かれています。

1~4それぞれの器官がどこにあるのかを見ていきましょう。

1.蝸牛(かぎゅう)は「内耳」にあり、耳小骨から受け取った振動を中枢神経に送る感覚器官で、その名の通り蝸牛(かたつむり)のような形をしています。

2.鼓膜は「中耳」にあり、空気の振動を感知し耳小骨に伝える役割を持っています。

3.前庭は「内耳」にあり、蝸牛・三半規管・内耳道と共に4部ある骨迷路の一部で、平衡感覚を司る器官です。

4.半規管(三半規管)は「内耳」にあるチューブ状の器官で、「前半規官」「後半規管」「外半規管」の3つからなる平衡感覚(回転・速度)を司る器官です。

1~4のうち、「内耳」にはない器官は「中耳」にある鼓膜と言うことになります。

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