理容師の過去問 第44回 文化論及び理容技術理論 問3
この過去問の解説 (2件)
正解は2です。
男性が結婚式や葬儀・告別式などの冠婚葬祭や儀式やパーティーなどで着用する正式な服装である礼装(洋装)は以下のようになっています。
昼の装い…午前中~午後6時(冬季は午後5時)
正式礼装:モーニングコート
略式礼装:ディレクターズスーツ
夜の装い…午後6時(冬季は午後5時)以降
正式礼装:燕尾服(テールコート)
略式礼装:タキシード
燕尾服のテールを切り取ったようなメスジャケットは夏季の夜会用の略式礼装ですから2が誤った説明となります。
男性の洋装礼装は基本的に4つに分かれていますので、そのまま覚えましょう。
この説明文は正しいため、こちらは誤りです。
昼間の正式礼装としては、モーニングコート(カット・アウェイ・フロックコート)が着用されます。
ちなみに下半身はコールズボン(黒とグレーのストライプ)を着用します。
18世紀のイギリス貴族の乗馬服が由来で、乗馬用に前裾を大きく斜めに切った形状が特徴です。
この説明文は誤っているため、こちらが正解です。
昼間の略式礼装としては、ディレクターズスーツが着用されます。
欧米の重役の執務服が由来で、黒色の背広にコールズボン(黒とグレーのストライプ)の組み合わせのものをいいます。
この説明文は正しいため、こちらは誤りです。
夜の正式礼装としては、燕尾服(テイルコート)が着用されます。
モーニングコート同様、18世紀イギリス貴族の乗馬服を由来とします。
モーニングコートは前裾を大きく斜めに切った形状なのに対して、燕尾服は前裾を大きく直角に切った形状が特徴です。
加えて、燕尾服を着用する際には白い蝶ネクタイを用いることから、燕尾服はホワイトタイとも呼ばれます。
この説明文は正しいため、こちらは誤りです。
夜の略式礼装としては、タキシードが着用されます。
19世紀イギリスのスモーキングジャケットが由来で、デザインは蝶ネクタイとカマーバンドが特徴的です。また、タキシードの衿はピークドラペルかショールカラーが基本となります。
加えて、黒い蝶ネクタイを着用するのが最も格式が高いとされるため、タキシードは別名ブラックタイとも呼ばれます。
具体的にどのような形なのか、また、由来はどのようなものなのかを知っておくと、実際に役に立つことも多いため興味がある方は覚えておくとよいと思います。
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