問題
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出生と死亡に関する次の統計指標のうち、2015年の数値が1980年より増加しているものはどれか。
1 .
出生率
2 .
合計特殊出生率
3 .
乳児死亡率
4 .
粗死亡率
( 第45回 理容師国家試験 公衆衛生・環境衛生 問1 )
出生と死亡に関する問題です。
問題を解くには、選択肢の意味の理解と、時代の変化による数値の予測が必要です。
この選択肢は誤りです。
出生率は2015年の数値が1980年より減少しています。
出生率とは、一定の人口に対するその年の出生数の割合を出したもののことをいいます。
この選択肢は誤りです。
合計特殊出生率は2015年の数値が1980年より減少しています。
合計特殊出生率とは、15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、その年の出生率のことをいいます。
この選択肢は誤りです。
乳児死亡率は2015年の数値が1980年より減少しています。
乳児死亡率とは生まれた子供が5歳までに死亡する確率のことをいいます。
この選択肢が正解です。
粗死亡率は2015年の数値が1980年より増加しています。
粗死亡率とは年齢ごとに分けたりせず、一定の人口に対するその年の死亡者数の割合を出したもののことをいいます。
現代社会は少子高齢化社会といわれていることと、35年間の医療技術の発達を考えると、選択肢がおのずと絞られるかと思います。
正解は4です。
1985年の出生率は11.9で、2015年の出生率が8.0なので減少しています。
1は該当しません。
1985年の合計特殊出生率は1.76で、2015年の合計特殊出生率が1.45なので減少しています。
2は該当しません。
1985年の乳児死亡率は5.5で、2015年の乳児死亡率が1.9なので減少しています。
3も該当しません。
1985年の粗死亡率は6.3で、2015年の粗死亡率が10.3なので増加しています。
4が該当します。