理容師の過去問
第45回
香粧品化学 問1
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問題
第45回 理容師国家試験 香粧品化学 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
香粧品に配合される油性原料に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 高級アルコールは、炭素数の多いアルコールである。
- 炭化水素は、クリームや口紅などに配合される。
- 炭化水素は、石油から得られるもので、動植物からは得られない。
- ロウ類は、高級アルコールと高級脂肪酸とのエステルである。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は3です。
高級アルコールとは、アルコール類のうち炭素数が多い(6以上)一価アルコールのことを指しています。
1は正しい説明です。
スクワランやワセリンなどの(飽和)炭化水素は、クリームや口紅に配合されています。
2も正しい説明です。
炭素と水素のみの化合物である炭化水素は、石油由来のものだけでなくスクワランなど動植物由来のものも含まれています。
3が誤った説明です。
ロウ類は、高級脂肪酸と高級アルコールが反応してできる化合物(エステル)で、クリームや口紅、乳液などの原料になっています。
4は正しい説明です。
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02
香粧品とは、造語であり、具体的には芳香製品・化粧品・医薬部外品のことです。
高級アルコールの炭素数は6以上であり、炭素数が5以下のものは低級アルコールです。
よって正しいです。
固体の炭化水素であるパラフィンは口紅などに使用され、液体に近い炭化水素である流動パラフィンはクリーム類に使用されています。
よって正しいです。
炭化水素は、石油だけでなく、動植物からも得ることが出来ます。例として、スクワランが挙げられます。
よって誤りです。
まず、エステルとは化合物のことです。ロウ類は、高級アルコールと高級脂肪酸の化合物であり、口紅やクリームなど様々なものに使用されています。
よって正しいです。
聞きなれない名称が多く、解きにくそうな油性原料の問題ですが、覚えるべきポイントをおさえておけば、解きやすくなります。
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03
油性原料に関する問題です。
正
高級アルコールは、炭素数の多いアルコールであり、炭素数6以上のものを高級アルコールといい、一般に炭素数12以上の高級アルコールが化粧品に用いられます。また、炭素数6以下のものは低級アルコールと言います。
正
炭化水素は、保湿・蒸発防止・整肌効果があり、乳化・触感・溶解・増粘・固形化の目的でクリームや口紅などに配合されます。
誤
鉱物性原料とよばれる場合もあるほど、ほとんどが石油由来原料から合成・精製されますが、天然の動植物に含まれるスクワレンなどの特殊なものや合成品なども含まれます。
正
ロウ類は、高級アルコールと高級脂肪酸が反応して出来る化合物【エステル】です。 自然界からたくさんの種類が得られ、常温で固体のもの、液体のもの、軟膏状のものがあります。
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