理容師の過去問
第45回
香粧品化学 問3

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問題

第45回 理容師国家試験 香粧品化学 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

香粧品に用いられる成分とその配合目的に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は、防腐剤である。
  • エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)は、紫外線吸収剤である。
  • グリセリンは、酸化防止剤である。
  • アルキル硫酸ナトリウムは、還元剤である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は、防腐剤として多くの香粧品に使用されています。

1が正しい説明です。

エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)は、酸化防止剤として香粧品の原料に使用されています。

2は誤った説明です。

グリセリンは、保湿剤や潤滑剤として化粧品などに使用されています。

3も誤った説明です。

アルキル硫酸ナトリウム(ラウリル硫酸ナトリウム)は、洗浄成分・気泡成分としてシャンプーなどに配合されています。

4も誤った説明です。

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02

香粧品には様々な成分が配合されています。すべてを覚える必要はありませんが、代表的なものは目的と合わせて頭に入れておきましょう。

選択肢1. パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は、防腐剤である。

パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は、香粧品に防腐剤として使用されています。

食品・飲料にも使用される安全性の高いものです。

 

よって正しいです。

選択肢2. エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)は、紫外線吸収剤である。

エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)は、香粧品に酸化防止剤として使用されています。

 

よって誤りです。

選択肢3. グリセリンは、酸化防止剤である。

グリセリンは、香粧品に保湿剤・潤滑剤として使用されています

 

よって誤りです。

選択肢4. アルキル硫酸ナトリウムは、還元剤である。

アルキル硫酸ナトリウムは、洗浄を目的として、香粧品に界面活性剤の一種として使用されています

 

よって誤りです。

まとめ

紫外線吸収剤で代表的なものは、パラアミノ安息香酸エステルなどがあります。

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03

香粧品に用いられる成分とその配合目的に関する問題です。

選択肢1. パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は、防腐剤である。

パラオキシ安息香酸エステル(パラベン)は、人体に対する毒性が低く、微生物、特にカビや酵母に対して効果的であるため、防腐剤として良く使用されます。

選択肢2. エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)は、紫外線吸収剤である。

エチレンジアミン四酢酸(エデト酸、EDTA)は、紫外線吸収剤ではなく、香粧品に使用される代表的な金属イオン封鎖剤で、酸化の進行を抑制する作用を持ち【酸化防止剤】として配合されます。

選択肢3. グリセリンは、酸化防止剤である。

グリセリンは、酸化防止剤ではなく【保湿剤】として配合されます。 吸湿性が高く皮膚や毛髪に水分をあたえ、乾燥を防止する目的や用いられます。 香粧品においては水分の蒸発を防止し、品質を保持するために配合されます。

選択肢4. アルキル硫酸ナトリウムは、還元剤である。

アルキル硫酸ナトリウムは、還元剤ではなく【界面活性剤】であり、起泡・洗浄・乳化の目的で、シャンプー製品、洗顔料、クレンジング製品、スキンケア製品、メイクアップ製品、ボディケア製品、ヘアケア製品などに使用されています。

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