問題
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明治4年の太政官布告により、文明開化の象徴となったヘアスタイルは、次のうちどれか。
1 .
結髪
2 .
散切り
3 .
丸刈
4 .
チャン刈
( 第45回 理容師国家試験 文化論及び理容技術理論 問1 )
正解は2です。
明治4年に太政官によって出された法令「散髪脱刀令」、俗に「断髪令」と呼ばれたこの法令で「散髪脱刀勝手たるべし」とされ、髪型は自由にしても構わない、つまり髷を結わなくても良いという布告が出されました。
結髪は髪を結う、つまり男性・女性を問わず結った髪のことを指すので、明治4年当時の結髪と言えば髷と言うことになり、1は文明開化の象徴には該当しません。
散切りとは、髪を切ったまま結わずにそのままにしておくということで、髷を結わない男性の髪型を指していて、散切り頭(斬髪)は当時の最先端、文明開化のシンボルと言われていました。
2が該当します。
散髪脱刀令以降、髷を結わない散切り頭が増えていきましたが、バリカンの輸入と徴兵令などの影響で軍人の髪型である「丸刈り」が庶民の間で流行しました。
3は該当しません。
日清戦争後に、前が長めで後頭部が短めの鋏とバリカンを使った髪型「チャン刈」が流行しました。
4も該当しません。