理容師の過去問
第45回
文化論及び理容技術理論 問6

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問題

第45回 理容師国家試験 文化論及び理容技術理論 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

シザーズの形態と機能に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • シザーズは、てこの原理を応用した道具で、刃線元よりも刃線先のほうが力がある。
  • ひぞこが正しく形成されていると、両刃の接触がよい。
  • ひぞこが正しく形成されていると、鋏身の中ほどで1mmのあきができる。
  • ひぞこの最深部と鋏背は、平行につくられている。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

てこの原理を応用したシザーズは、作用点である髪を切る場所は支点(鋏要・ネジ)から近い刃線元の方が支点から遠い刃線先よりも大きな力が働きよく切れます。

1は誤った説明です。

ひぞこが正しく形成されたシザーは、両刃の接触具合が良いため開閉もスムーズで切れ味も良くなります。

2が正しい説明です。

ひぞこが正しく形成されたシザーは、鋏身の中ほどに0.1mmあき(すきま)ができます。

3は誤った説明です。

ひぞこの最深部のラインは、刃線と平行になるようにつくられています。

4も誤った説明です。

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02

シザーズの形態と機能に関する記述で正しいものは以下の通りです

選択肢1. シザーズは、てこの原理を応用した道具で、刃線元よりも刃線先のほうが力がある。

誤り。シザーズはてこの原理を利用しており、刃線の元(近い部分)よりも刃線の先(遠い部分)のほうが力があるというのは逆です。実際には、刃線の元のほうが力が大きく、先端のほうは力が分散されるため、切断力は元のほうが強くなります。

 

選択肢2. ひぞこが正しく形成されていると、両刃の接触がよい。

正しい。ひぞこ(鋏の内部の浅いくぼみ)が正しく形成されていると、シザーズの両刃がしっかりと接触し、効果的に切断することができます。

 

選択肢3. ひぞこが正しく形成されていると、鋏身の中ほどで1mmのあきができる。

誤り。ひぞこが正しく形成されている場合、鋏身の中ほどで1mmのあきができるわけではありません。ひぞこの形成が適切であれば、刃が正しく接触し、あきがないことが望ましいです。

 

選択肢4. ひぞこの最深部と鋏背は、平行につくられている。

誤り。ひぞこの最深部と鋏背は平行であるべきではなく、ひぞこの形状が鋏の性能に影響を与えますが、平行ではなく適切な形状が求められます。

まとめ

シザーズの形態と機能に関する記述で正しいものは「ひぞこが正しく形成されていると、両刃の接触がよい」です。これは、シザーズの内部設計が刃の接触に影響を与え、正しく形成されていることで切断性能が向上することを示しています。

 

 

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03

この問題のポイントは、鋏身の構造と名称、髪が切れる仕組みを覚えることが大事です。

選択肢1. シザーズは、てこの原理を応用した道具で、刃線元よりも刃線先のほうが力がある。

シザーズは、てこの原理を応用した道具で、刃線先(作用点)よりも刃線元(作用点)の方がネジ(支点)に近いので大きな力が働きます。よってこの説明は誤りです。

選択肢2. ひぞこが正しく形成されていると、両刃の接触がよい。

ひぞこが正しく形成されていると、両刃の接触具合が良くなるため開閉がスムーズになりよく切れます。よってこの説明は正しいです。

選択肢3. ひぞこが正しく形成されていると、鋏身の中ほどで1mmのあきができる。

ひぞこが正しく形成されていると、鋏身の中ほどで0.1mmのあき(隙間)ができます。

よってこの説明は誤りです。

選択肢4. ひぞこの最深部と鋏背は、平行につくられている。

ひぞこの最深部は刃線と平行に作られています。

よってこの説明は誤りです。

まとめ

鋏の構造と名称、鋏身の仕組みを覚えましょう。

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