理容師の過去問
第46回
香粧品化学 問4

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問題

第46回 理容師国家試験 香粧品化学 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

パーマ剤に含まれる成分とその配合目的に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • システインは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。
  • 臭素酸ナトリウムは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。
  • チオグリコール酸は第1剤に含まれ、還元剤として働く。
  • モノエタノールアミンは第1剤に含まれ、アルカリ剤として働く。

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この過去問の解説 (3件)

01

パーマ剤に含まれる成分とその配合目的に関する問題です。

選択肢1. システインは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。

システインは、第1剤に含まれ毛髪中のシスチン(S-S)結合を切断する還元剤として作用しています。

これが誤った説明です。

選択肢2. 臭素酸ナトリウムは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。

臭素酸ナトリウムは、第2剤に含まれ切断されたシスチン(S-S)結合を再結合する酸化剤として作用しています。

これは正しい説明です。

選択肢3. チオグリコール酸は第1剤に含まれ、還元剤として働く。

チオグリコール酸は、第1剤に含まれ毛髪中のシスチン(S-S)結合を切断する還元剤として作用しています。

これは正しい説明です。

選択肢4. モノエタノールアミンは第1剤に含まれ、アルカリ剤として働く。

モノエタノールアミンは、第1剤に含まれ毛髪を軟化・膨潤させてパーマ剤の浸透をよくし、還元反応を促進するアルカリ剤として作用しています。

これは正しい説明です。

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02

香粧品化学から、パーマ液に含まれる成分に関する問題です。

選択肢1. システインは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。

システインは第1剤に含まれる還元剤です。

選択肢2. 臭素酸ナトリウムは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。

臭素酸ナトリウムは、酸化剤として第2剤に含まれています。

選択肢3. チオグリコール酸は第1剤に含まれ、還元剤として働く。

チオグリコール酸は還元剤として第1剤に含まれています。

選択肢4. モノエタノールアミンは第1剤に含まれ、アルカリ剤として働く。

モノエタノールアミンは第1剤の働きを強めるためアルカリ剤として使用されます。モノエタノールアミンの他には、アンモニウム水や炭酸水素アンモニウムなどがアルカリ剤として使用される場合があります。

まとめ

パーマ剤に含まれる有効成分については、さまざまな角度から問われます。1剤を増強するための成分や、2剤に組成されている添加物までしっかりと覚えておきましょう。

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03

パーマ剤に含まれる成分とその配合目的についての問題です。

 

パーマ剤は毛髪の結合を切る還元剤(第1剤)と切った結合を再結合させる酸化剤(第2剤)で構成されます。

・第1剤には還元作用を促進する目的でアルカリ剤を入れることがあります。

 

第1剤〖還元剤

  ・システインチオグリコール酸、チオグリコール酸アンモニウム、、、など

   アルカリ剤

  ・アンモニウム水、モノエタノールアミン、、、など

第2剤〖酸化剤

  ・臭素酸ナトリウム、過酸化水素水、臭素酸カリウム、、、など

選択肢1. システインは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。

システインは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。・・・

 システインは第1剤に含まれる還元剤なので、誤った文章です。

選択肢2. 臭素酸ナトリウムは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。

臭素酸ナトリウムは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。・・・

 正しい文章です。

選択肢3. チオグリコール酸は第1剤に含まれ、還元剤として働く。

チオグリコール酸は第1剤に含まれ、還元剤として働く。・・・

 正しい文章です。

選択肢4. モノエタノールアミンは第1剤に含まれ、アルカリ剤として働く。

モノエタノールアミンは第1剤に含まれ、アルカリ剤として働く。・・・

 正しい文章です。

まとめ

システインは第2剤に含まれ、酸化剤として働く。】は誤った文章なので、この問の正解です。

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