理容師の過去問
第46回
香粧品化学 問5
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問題
第46回 理容師国家試験 香粧品化学 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
ヘアカラー製品に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 酸性染毛料は、医薬部外品に分類される。
b 脱染剤には、強い酸化剤である過硫酸塩が用いられる。
c 酸化染毛剤第2剤中の過酸化水素から放出される酸素により、メラニン色素の分解が起こる。
d パラフェニレンジアミンは、もともと色を有する直接染料である。
a 酸性染毛料は、医薬部外品に分類される。
b 脱染剤には、強い酸化剤である過硫酸塩が用いられる。
c 酸化染毛剤第2剤中の過酸化水素から放出される酸素により、メラニン色素の分解が起こる。
d パラフェニレンジアミンは、もともと色を有する直接染料である。
- aとb
- bとc
- cとd
- aとd
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この過去問の解説 (3件)
01
ヘアカラー製品に関する問題です。
脱染剤には強い酸化剤である過硫酸塩が使用されているのでbは正しいですが、ヘアマニキュアやカラーリンスなどの酸性染毛料(半永久染毛料)は化粧品に分類されるのでaは誤りなので、これは誤った組み合わせです。
脱染剤には強い酸化剤である過硫酸塩が使用されているのでbは正しく、酸化染毛剤第2剤の過酸化水素から放出される酸素でメラニン色素の分解が起こるcも正しいので、これが正しい組み合わせです。
酸化染毛剤第2剤の過酸化水素から放出される酸素でメラニン色素の分解が起こるcは正しいですが、パラフェニレンジアミンはそれ自体では発色しない酸化染料なのでdが間違っています。
これは誤った組み合わせです。
ヘアマニキュアやカラーリンスなどの酸性染毛料(半永久染毛料)は化粧品に分類されるのでaは誤りで、パラフェニレンジアミンはそれ自体では発色しない酸化染料なのでdも間違っています。
これは誤った組み合わせです。
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02
香粧品化学から、ヘアカラー製品に配合されている成分に関する問題です。
a:酸性染毛料は、医薬部外品に分類される。→不正解
b:脱染剤には、強い酸化剤である過硫酸塩が用いられる。→不正解
永久染毛剤や脱色剤(ヘアブリーチ)は医薬部外品に分類され、マニキュアなどの酸化染毛剤は化粧品に分類されます。
b:脱染剤には、強い酸化剤である過硫酸塩が用いられる。→正解
c:酸化染毛剤第2剤中の過酸化水素から放出される酸素により、メラニン色素の分解が起こる。→正解
c:酸化染毛剤第2剤中の過酸化水素から放出される酸素により、メラニン色素の分解が起こる。→正解
d:パラフェニレンジアミンは、もともと色を有する直接染料である。→不正解
酸化染毛剤に配合されているパラフェミレンジアミンは、空気に触れて酸化することで発色します。
a:酸性染毛料は、医薬部外品に分類される。→不正解
d:パラフェニレンジアミンは、もともと色を有する直接染料である。→不正解
パーマ液同様に、カラー製品に含まれている成分に関する問題は必ず出題されます。カラー剤の分類から、ヘアカラーの仕組み、さらに組成されている成分までしっかりと覚えましょう。
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03
ヘアカラー製品についての問題です。
この問での要点
医薬部外品・・・永久染毛剤 (酸化染毛剤など)
・・・脱色剤、脱染剤
★脱染剤には強い酸化剤である過硫酸塩によって毛髪の染料を壊し脱染する
★酸化染毛剤第2剤中の過酸化水素から放出される酸素により、メラニン色素の分解が起こる
★パラフェニレンジアミンは染料中間体で無色なので、カップラーや直接染料と組み合わせて使う
化粧品・・・半永久染毛料 (酸性染毛料など)
a〖酸性染毛料は、医薬部外品に分類される。〗・・・✕
酸性染毛料は化粧品なので、誤った文章です。
b〖脱染剤には、強い酸化剤である過硫酸塩が用いられる。〗・・・〇
c〖酸化染毛剤第2剤中の過酸化水素から放出される酸素により、メラニン色素の分解が起こる。〗・・・〇
d〖パラフェニレンジアミンは、もともと色を有する直接染料である。〗・・・✕
パラフェニレンジアミンは染料中間体なので、誤った文章です。
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