理容師の過去問
第47回
文化論及び理容技術理論 問12

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問題

第47回 理容師国家試験 文化論及び理容技術理論 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

マンセル表色系による色の分類に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 有彩色には、色相・明度・彩度の三属性がある。
  • 色相環の基本となる色は、赤・黄・青の3色である。
  • 黄赤・黄緑・青緑・青紫・赤紫を2次色という。

  • 各色相を1〜10の段階に細分化した5番目が、代表色相である。

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この過去問の解説 (3件)

01

マンセル表色系は、色を体系的に分類するための方法で、色相、明度、彩度の三属性に基づいています。以下に、各記述を検討し、誤っているものを明らかにします。

選択肢1. 有彩色には、色相・明度・彩度の三属性がある。

有彩色(彩色)は、色相(色の種類)、明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)の三つの属性で定義されます。この記述は正しいです。

選択肢2. 色相環の基本となる色は、赤・黄・青の3色である。

色相環の基本となる色は、マンセル表色系の色相環では「赤・黄・青」ではなく、「赤・黄・青」の間の色(赤、黄、青の3色)は、基本的には3次色(原色)の一部です。マンセル表色系では色相環における基本的な色は「赤」、「黄色」、「緑」、「青」、「紫」であり、ここで示された「赤・黄・青」の3色だけでは正確ではありません。この記述は誤りです。

選択肢3.

黄赤・黄緑・青緑・青紫・赤紫を2次色という。

マンセル表色系での2次色は、基礎色の組み合わせによって生成される色です。黄赤、黄緑、青緑、青紫、赤紫などは正確に言えば、基礎色の組み合わせから得られる色の一部として認識されます。この記述は一般的に正しいです。

選択肢4. 各色相を1〜10の段階に細分化した5番目が、代表色相である。

各色相を1〜10の段階に細分化することはありますが、5番目の色相が代表色相であるというのは正確ではありません。代表色相は、通常、色相環上の基準点として定義されることが多いです。この記述は概ね正しいが、細分化の方法に依存する場合があります。

まとめ

マンセル表色系に関する記述の中で、「色相環の基本となる色は、赤・黄・青の3色である」という記述は誤りです。その他の記述は、マンセル表色系の基本概念に適合しています。

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02

マンセル表色系による色の分類に関する記述の中から誤っているものを選ぶ問題です。

世界で最も普及しているマンセル表色系は、色の三属性によって物体色を表示する典型的な表色体系です。

選択肢1. 有彩色には、色相・明度・彩度の三属性がある。

など色を持たない無彩色を除く有彩色には、色相明度彩度の三属性があります。

これは正しい記述です。

選択肢2. 色相環の基本となる色は、赤・黄・青の3色である。

色相環の基本色は、5色で、その5つの間の中間色を加えて10色相となっています。

3色ではなく5色なのでこれが誤った記述です。

選択肢3.

黄赤・黄緑・青緑・青紫・赤紫を2次色という。

黄赤・黄緑・青緑・青紫・赤紫のような2つの原色(1次色)を同量混ぜて作られた色を2次色といいます。

これは正しい記述です。

選択肢4. 各色相を1〜10の段階に細分化した5番目が、代表色相である。

色相環に並んだ1~10の各色相の5番目の色が代表となる色相です。

これは正しい記述です。

まとめ

マンセルの表色系に関する問題は、3つの属性5つの基本色10の色相などが出題される傾向にあります。

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03

マンセル表色系とは色の表し方を表現したものです。

選択肢1. 有彩色には、色相・明度・彩度の三属性がある。

有彩色は、色相(色合い)・明度(色の明るさ)・彩度(色の鮮やかさ)の3つの属性の段階で色を表します。

よってこの説明は正しいです。

選択肢2. 色相環の基本となる色は、赤・黄・青の3色である。

色相環の基本となる色は、赤・黄・緑・青4色です。

よってこの説明は誤りです

選択肢3.

黄赤・黄緑・青緑・青紫・赤紫を2次色という。

黄と赤を混ぜるとオレンジができるというような原色と原色を混ぜて他の色を作った色のことを2次色といいます。

よってこの説明は正しいです。

選択肢4. 各色相を1〜10の段階に細分化した5番目が、代表色相である。

マンセル表色系10色で構成されていて、各色相はさらに10色に分類され、中央の5番目が代表色相になります。

よってこの説明は正しいです。

まとめ

マンセル表色系と色相環を理解することが重要です。

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