理容師 過去問
第50回
問23 (衛生管理技術 問3)

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問題

理容師試験 第50回 問23(衛生管理技術 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

消毒に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  水分の多いほうがタンパク質は熱変性を起こしやすいので、湿熱は乾熱より短い時間で消毒できる。
b  理容所で用いることができる理学的消毒法は、蒸気消毒と煮沸消毒の2種類である。
c  蒸気消毒は、煮沸消毒に比べて物品への熱侵入が確実なため、より短い時間で消毒できる。
d  消毒薬の効果は、温度、濃度、時間に左右される。
  • aとb
  • bとc
  • cとd
  • aとd

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この過去問の解説 (3件)

01

どの消毒法が何に適しているか、消毒の種類は何があるかをしっかり覚えておきましょう。

 

 

選択肢1. aとb

a→正しい

水分が多いほうがタンパク質は熱変性しやすいため湿熱(蒸気・煮沸) は 乾熱(熱風・オーブン) より 短時間で消毒が可能です。

 

b→誤り

理容所で用いることができる理学的消毒法は、2種類ではなく「蒸気消毒」「煮沸消毒」「紫外線消毒」 の3種類 です。

 

選択肢2. bとc

b→誤り

理容所で用いることができる理学的消毒法は、2種類ではなく「蒸気消毒」「煮沸消毒」「紫外線消毒」 の3種類 です。

 

c→誤り

煮沸消毒(100℃の熱湯)と比べると、高圧蒸気滅菌の方が熱侵入が速く、短時間で消毒ができます。

しかし、理容所では高圧蒸気滅菌を使用しないため、「理容所の消毒方法」としては適切ではないです。

 

選択肢3. cとd

c→誤り

煮沸消毒(100℃の熱湯)と比べると、高圧蒸気滅菌の方が熱侵入が速く、短時間で消毒ができます。

しかし、理容所では高圧蒸気滅菌を使用しないため、「理容所の消毒方法」としては適切ではないです。

 

d→正しい

消毒薬の効果 は、「温度」「濃度」「時間」 によって大きく変わります。

たとえば、アルコール消毒 は濃度が高すぎると逆に効果が落ちることもあるので適切な温度・濃度・接触時間 を守ることが重要。

 

選択肢4. aとd

a→正しい

水分が多いほうがタンパク質は熱変性しやすいため湿熱(蒸気・煮沸) は 乾熱(熱風・オーブン) より 短時間で消毒が可能です。

 

d→正しい

消毒薬の効果は、「温度」「濃度」「時間」 によって大きく変わります。

たとえば、アルコール消毒は濃度が高すぎると逆に効果が落ちることもあるので適切な温度・濃度・接触時間 を守ることが重要。

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02

消毒の種類、基本と注意点のポイントを押さえておきましょう。
 

選択肢1. aとb

a
病原微生物の成分であるタンパク質を変化させると生活力がなくなります。
よって、殺菌効果が発揮されます。
タンパク質の熱変性には含有する水分が関係します。
水分が多い方が低い温度で熱変性を起こします。
 

選択肢2. bとc

b
誤り
 

理容師法で定められている理学的消毒法は、蒸気消毒、煮沸消毒、紫外線消毒です。
 

選択肢3. cとd

c
誤り
 

蒸気消毒は煮沸消毒に比べて物品への熱侵入が確実でないので、煮沸消毒よりも長く時間がかかります。
 

選択肢4. aとd

d
温度が高くなれば、効果が増加します。
濃度が高くなれば、効果は強くなります。
長時間になるほど、効果が出ます。
 

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03

この問題は、消毒に関する記述で正しいものの組み合わせを選びます。

選択肢1. aとb

a.タンパク質は水分が多いほうが熱変性を起こしやすいので、湿熱は乾熱より短い時間で消毒できます。

bは誤った記述です。正しくは、理学的消毒法は「煮沸消毒」「紫外線消毒」「蒸気消毒」の3種類あります。2種類ではありません。

選択肢2. bとc

bは誤った記述です。正しくは、理学的消毒法は「煮沸消毒」「紫外線消毒」「蒸気消毒」の3種類あります。2種類ではありません。

cは誤った記述です。正しくは、蒸気消毒よりも煮沸消毒のほうが物品への熱侵入が確実なため、より短い時間で消毒できます。

選択肢3. cとd

cは誤った記述です。正しくは、蒸気消毒よりも煮沸消毒のほうが物品への熱侵入が確実なため、より短い時間で消毒できます。

d.消毒液の効果に影響を与える因子として「濃度」「温度」「時間」の3つが重要であるとされています。

 

選択肢4. aとd

a.タンパク質は水分が多いほうが熱変性を起こしやすいので、湿熱は乾熱より短い時間で消毒できます。

d.消毒液の効果に影響を与える因子として「濃度」「温度」「時間」の3つが重要であるとされています。

 

まとめ

この問題のポイントは、

理学的消毒法は、「煮沸消毒」「紫外線消毒」「蒸気消毒」の3種類あります。

蒸気消毒より、煮沸消毒の方が短い時間で消毒できます。

消毒液の効果には、「濃度」「温度」「時間」が重要です。

これらを覚えておきましょう。

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