理容師 過去問
第50回
問24 (衛生管理技術 問4)
問題文
消毒用エタノールに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
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問題
理容師試験 第50回 問24(衛生管理技術 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
消毒用エタノールに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 蒸発しやすく、可燃性蒸気が発生するため、火気があると引火することがある。
- 細菌の芽胞には効力がない。
- ほかの消毒薬との併用はできない。
- ゴムや一部のプラスチックを溶かすことがある。
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この過去問の解説 (3件)
01
消毒用エタノールの特徴を覚えておきましょう。
細菌の芽胞(例:ボツリヌス菌、炭疽菌)には効果がないというのはポイントです。
正しい
消毒用エタノールは蒸発しやすく、可燃性蒸気が発生するため、
火気があると引火することがあるので正しい記述です。
正しい
消毒用エタノール(70〜80%)は 一般的な細菌・ウイルスには有効です。
ですが、芽胞(ボツリヌス菌や炭疽菌など)には効果はありません。
芽胞には、高温蒸気滅菌(オートクレーブ)や次亜塩素酸ナトリウムなどが有効な消毒法です。
誤り
消毒用エタノールは、他の消毒薬と併用可能な場合が多いです。
「エタノール + 次亜塩素酸ナトリウム」(用途によって使い分ける)
「エタノール + クロルヘキシジン」(皮膚消毒で併用) などです。
ただし、組み合わせによっては効果が低下する場合もあるため注意が必要。
「併用できない」と断定するのは誤りです。
正しい
エタノールは ゴムやプラスチックの一部を劣化させる ことがあります。
たとえば、ポリカーボネートやゴム製品はエタノールで変質することがあります。
材質を確認して消毒しましょう。
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02
消毒用エタノールは頻繁に使用する消毒法です。
特徴を理解しましょう。
手指に消毒用エタノールを塗布すると、短時間で乾燥します。これはエタノールが蒸発しやすいからです。
芽胞は非常に耐性が強いため、消毒用エタノールは無効です。
誤り
エタノールは他の消毒薬とは反応しないので、混用することができます。
エタノールの溶解力は、分子構造により、ゴム、プラスチック内部へ浸透し、膨張や溶解を引き起こします。
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03
この問題では、消毒用エタノールに関する記述で誤っているものを選びます。
理容所では、76.9%~81.4%の消毒用エタノールを使用します。蒸発しやすく可燃性蒸気が発生するため、火気があると引火することがあります。
よって、正しい記述です。
消毒用エタノールは、一部の細菌の芽胞やウイルスに対しては殺菌効果が低いとされています。
よって、正しい記述です。
消毒用エタノールは他の消毒薬との併用で、相乗効果が得られるとされています。
よって、誤った記述です。
消毒用エタノールは、ゴムや一部のプラスチック等を溶かしてしまいます。
よって、使用する物には十分な注意が必要です。
この問題のポイントは、
「消毒用エタノールは、火気があると引火することがある。」
「一部の細菌、ウイルスには効果が低い。」
「他の消毒薬との併用で相乗効果が得られます。」
「ゴムや一部のプラスチック等を溶かしてしまいます。」
この4点を覚えておきましょう。
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