精神保健福祉士の過去問
第16回(平成25年度)
精神疾患とその治療 問8

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問題

第16回(平成25年度) 精神保健福祉士国家試験 精神疾患とその治療 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

検査の種類と検査名に関する次の組み合わせのうち、正しいものを1つ選びなさい。
  • 知能検査 --------------------- CMI
  • 性格(パーソナリティ)検査 ----- SCT
  • 作業能力検査 ----------------- MMPI
  • 気分の検査 ------------------- WAIS
  • 認知症のスクリーニング検査 --- TAT

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は2です。

1.CMI(Cornell Medical Index. コーネル・メディカル・インデックス)は、身体的自覚症状を把握するため、問診票として作成された質問紙法の性格検査です。

2.SCT(Sentence Complete Test 文書完成テスト)は、例えば「私の母は…」という文の…部をどのように埋めるかを見るテストで、性格(パーソナリティ)検査です。

3.MMPI(Minnesota Multiphasic Personality Inventory ミネソタ多重人格テスト)は、550もの項目からなる質問紙法による性格検査です。

4.WAIS(Wechsler Adult Intelligence Scale ウェクスラー成人知能検査)は、成人用の知能検査です。

5.TAT(Thematic Apperception Test 絵画統覚検査/主題統覚検査)は、絵が描かれたカードから物語を作ってもらう投影法の性格検査です。

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02

正解は2です。
SCTとは、「子供の頃、私は」といった文章の比較的短い書き出し(刺激文)を示し、その後に思いつくことを自由に記述してもらう形式の投影法心理テストです。パーソナリティの全体像や個々の諸側面、適性などを把握するための道具として用いられます。

各選択肢は以下のとおりです。

1→CMIはコーネル・メディカル・インデックスのことで、短時間(20~30分)で患者の心身の自覚症状を把握するための問診票として作成された質問紙法のことで心理状態の評価のことです。

3→MMPIとはミネソタ多面人格目録パーソナリティ検査のことです。対になるのは性格検査です。作業能力検査では、クレペリンが有名です。

4→WAISはウェクスラー成人知能検査のことです。対になるのは知能検査です。

5→TATとは主題統覚検査のことです。日常生活における葛藤場面が描かれたカードを1枚ずつ呈示し、過去・現在・未来にわたる物語を自由に作ってもらうものです。性格、行動傾向からパーソナリティを明らかにしていきます。

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