精神保健福祉士の過去問
第16回（平成25年度）
社会保障 問129

正解は３です。【第16回時点の場合】

１．日本の将来推計人口（平成24年1月推計）によると、日本の総人口は8,674万人になると推計されています。

２．第16回で対象となった2012年（平成24年）の合計特殊出生率は1.41で前年の1.39を上回っています。2014年（平成26年）の合計特殊出生率は1.42で前年の1.43を下回っています。いずれにしても1.21ではありません。

３．平成23年簡易生命表では、男性の平均余命は79.44年、女性の平均余命は85.90年でした。【平成26年簡易生命表では、男性の平均余命は80.05年、女性の平均余命は86.83年で、男性も80年に達していることに注意してください】

４．日本の地域別将来推計人口（平成25年3月推計）によると、65歳以上の人口が総人口に占める割合は、2040年（平成52年）には3割を超えると推計されています。沖縄県30.3%、愛知県32.4%、滋賀県32.8%など4割を超えない都道府県が存在します。

５．2012年（平成24年）の死亡数の死因別は、悪性新生物、心疾患、肺炎の順になってます。2014年（平成26年）もその傾向は変わっていません。

正解は3です。報告書によると男性は79.44歳です。

他の選択肢は以下のとおりです。
1→6,400万人ではなく、8,674万人です。

2→1.21ではなく1.41で前年を0.02ポイント上回っています。

4→4割ではなく3割です。

5→第2位は脳血管疾患ではなく、心疾患です。ちなみに第3位が肺炎、第４位が脳血管疾患となっています。

3 . が正解です。
「平成23年簡易生命表」（厚生労働省）によると、2011年（平成23年）の平均寿命は女性は85年を上回っているが、男性は80年に達していない。
（説明）女性85.9歳、男性79.44歳です。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life11/

　日本の人口問題に関する問いです。（参考までに、説明の後に、調査結果のURLを記載しました。）


1 . 不正解です。
「日本の将来推計人口（平成24年1月中位推計）」によると、日本の総人口は、2060年（平成72年）に約6,400万人になると推計されている。
（説明）2060年には、日本の総人口は8,674万人になると推計されています。
http://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2017/pp_zenkoku2017.asp

2 . 不正解です。
厚生労働省の人口動態統計によると、2012年（平成24年）の合計特殊出生率は、 × 1.21で前年を下回った。
（説明）平成24年の合計特殊出生率は1.41で、前年の1.39を上回っています。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei12/index.html

4 . 不正解です。
「日本の地域別将来推計人口（平成25年3月推計）」によると、65歳以上人口が総人口に占める割合は、2040年（平成52年）には、全都道府県で × 4割を超えると推計されている。
（説明）2040年には、全都道府県で３割を超えると予測されています。
http://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson13/t-page.asp

5 . 不正解です。
「厚生労働省の人口動態統計により、2012年（平成24年）の死亡数を死因別にみると、第1位は悪性新生物、第2位は × 脳血管疾患となっている。」
（説明）平成24年死亡数（死因別）では、１位悪性新生物、２位心疾患、３位肺炎です。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei12/index.html